嶋 重宣


55 外野手

嶋 重宣

嶋重宣

嶋重宣レーダーグラフ
Shigenobu Shima
生年月日 76年 6月16日 双子座
年齢・血液型 31才 A型
出身 埼玉県上福岡市(現・ふじみ野市)
(誕生:北海道札幌市)
投打 左投左打
身長・体重 181・95
球歴 東北高−広島(95)
入団 95年 2位  入団 14年目
年俸 5900→5200 ▼700
タイトル
その他記録
備考 99年から野手に転向
入団までの経緯・特徴

93年の東北大会準決勝で延長16回までもつれ込み16回投げ231球、19奪三振を記録して一躍有名に。甲子園には93年春夏、94年春に出場。高校生として日本代表にも選ばれる。出身地は埼玉で子供の頃から大の西武ファン、西武からの指名もあったが、野手としての評価だった。投手のこだわりが強かった嶋は、投手として高く評価してくれた広島に入団する。

入団後の経過

入団1年目は左ヒジ、2年目は左肩を故障。4年目を終えた98年の秋に打者転向を決めた。高校通算28本塁打とバットには自信があったが、ブランクは大きく、最初はマシンを打っても前に飛ばなかった。まず課したのは1日1000球のティー打撃。だが、打者になってからは腰痛が持病となった。実はプロになって1度だけ泣いたことがある。4年前の夏、広島市民球場での親子試合。昼間の2軍戦の前に1軍昇格が決まっていた。景気づけの一発も打った。しかし、外野の守備で左ひざをフェンスに激突。メスを入れる重傷だった。戻った自宅マンションで涙が出た。

03年もシーズン終盤に、ようやく1軍へ上がり、2年ぶりのヒットを放つが、相変わらず出番は少ない。野手転向した99年の47試合を最高に、出場数、成績は年々と下降線をたどる。解雇を覚悟した03年秋、野球を続けたい一心で米国の知人から代理人を紹介してもらい、米大リーグのパイレーツとデビルレイズの入団テストを受ける手はずを整えた。広島からの契約更新が届いたのは、まさにその時だった。

秋季キャンプで内田チーフ打撃コーチと打撃改造に取り組んだ。「ボールとの距離感がつかめた。『懐が深くなった』という感じですかねえ。打球の質や飛んでいく角度が変わったんですよ。打っていて、自分の中で『これだ』と感じたんです」。内田チーフ打撃コーチとともに忘れてはならないのが三村ヘッドの存在だ。「足が遅いイメージだったけど、そんなことない。パワーもあるし、おもしろいよ」。秋季キャンプから現場に復帰すると、2軍でくすぶっていた55番にいち早く注目した。

04年、緒方の故障もあって、開幕戦から先発で起用、驚異的な猛打で4月は打率.412、9本塁打を記録。ヤンキース松井と同じ「背番号55」から付いた愛称は「赤ゴジラ」。テレビにも揚げられ一躍全国区になった。月間MVPを逃したが胸張れる4月の活躍。約1ヶ月間で球団には100通を超える激励メールが届いた。5、6月は一時的に打率が落ちた。「今まで打ったのはフロックじゃない。初心に戻れば大丈夫」と復調を信じた。7月以降の3ヶ月で3割5分以上打ち再加速した。しかし背中から腰部分にかけた痛みが9月下旬に発症。10月は、セ・リーグの最多安打も視野に入れていたが、翌年の事も考え欠場した。最終的には打率.337でシーズンを終え、最多安打と首位打者の2冠を獲得。本塁打も大台の30本を記録した。また年俸700万円がどこまでアップするか、ファンのみならず期待されたが、4550万円となった。アップ率550%はセ・リーグでは過去最高。他にもタイトル料で500万円のボーナス。ここまでブレイクしたのは、内田チーフ打撃コーチと三村ヘッドのおかげ。本当にありがとう。

05年は、キャンプで右足内転筋痛、開幕前の扁桃(へんとう)炎の影響もあり、調整が遅れた。他球団からのマークも厳しくなり、開幕3試合は無安打。4月は打率.253に終わった。内角攻めで、顔の付近にも投げられた。インコースに投げられて、踏み込んでいるつもりでも、踏み込めない状態だった。その為、甘い球でもポイントがズレ、的確にヒットする事ができなかった。8月の終わりから、04年の頃の調子に戻り、安打を量産したが、結局、打率.288、27本塁打に終わり、得点圏打率も.350から.255へ大幅ダウン。

04年の大活躍のイメージが強く、打てない感じにも見えたが、まずまずの成績ではないだろうか。ただ打てない時期、1年しか実績を残してない嶋を辛抱強く起用し続けたのは、他の野手のモチベーションを下げたのでは?。本人のリフレッシュという意味も含め、もう少し起用を考えて欲しかった。

2006年度総括・展望

ブラウン監督の方針により、プロ11年目で初めて開幕4番に座った。その開幕戦で3安打猛打賞を記録するなど、05年でも経験しているだけに不安は無かった。チーム全体の打撃不振により、4月中旬から従来の3番に戻った。4月は、23日の中日戦(米子)で、プロ入り初の満塁弾を含むシーズン初の1試合2本塁打で自己最多の6打点を叩き出し、4度の猛打賞を記録するなど、上々のスタートを切った。

しかし5月以降は、満足のいく体で戦えなかった。5、6月と2度の背筋痛の影響から打撃は低迷。6月終盤には3番から6番に降格した。7月は先発すら外される事もあった。8月は、打率.333、7本塁打、15打点と状態も良くなってきたが、9月になると今度は、左ヒザ痛、右肩関節挫傷を発症し、ついには26日に登録抹消された。ここ3年間で出場数を含め全てワーストの成績となってしまった。単なる打撃不振・スランプといったことではなく、度重なる故障が原因だ。

今季も3番で起用される事が予想され、状態さえ良ければ3割30本は簡単に達成できる選手だけに、万全な状態で試合に挑めるよう体作りを行って欲しい。

更新日 2007.01.28

公式戦年度別成績
年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 長打率 出塁率 順位
1995 広島
1996 広島
1997 広島 2 1 1 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1.000 1.000 1.000
1998 広島
1999 広島 47 126 118 12 33 7 1 3 20 1 2 1 0 6 1 29 0 0 .280 .432 .320
2000 広島 41 54 52 6 13 4 0 0 7 1 0 0 0 2 0 13 0 1 .250 .327 .278
2001 広島 17 17 16 1 3 0 0 0 2 0 0 0 0 1 0 4 1 1 .188 .188 .235
2002 広島 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .000 .000
2003 広島 2 2 2 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .500 .500 .500
2004 広島 137 615 561 94 189 23 3 32 84 6 3 1 3 48 2 104 13 5 .337 .560 .389 1
2005 広島 144 625 560 77 161 23 0 27 77 4 2 0 7 53 5 112 10 3 .288 .473 .350 19
2006 広島 128 530 495 56 133 12 0 24 69 2 4 0 5 27 3 102 11 7 .269 .438 .308 24
2007 広島 105 315 285 28 65 16 1 14 48 4 4 0 2 23 4 52 5 0 .228 .439 .293 24
通算 624 2286 2091 275 599 85 5 100 308 18 15 2 17 160 15 417 41 17 .286 .475 .339

ファーム年度別成績
年度 所属 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 順位
1995 広島 4 1 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
1997 広島 14 9 1 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 5 0 .111
1998 広島 30 11 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 1 3 0 0 .091
1999 広島 54 188 22 52 13 1 2 21 4 2 1 2 12 1 31 6 6 .277
2000 広島 22 82 11 20 4 0 2 8 1 1 0 2 4 0 12 1 1 .244
2001 広島 36 133 16 40 7 1 8 26 4 1 2 0 16 2 27 2 1 .301
2002 広島 72 229 35 72 10 1 8 31 4 0 1 1 24 2 30 7 3 .314 2
2003 広島 72 154 29 50 11 1 7 31 2 1 0 0 34 1 15 3 3 .325
2007 広島 6 21 3 6 1 0 1 3 0 0 0 0 1 0 5 0 1 .286

公式戦年度別成績
年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SP 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1997 広島 2 0 0 1 0 0 0 1 0 0 15 2 1 5 0 5 0 1 3 2 7.71
通算 2 0 0 1 0 0 0 1 0 0 15 2 1 5 0 5 0 1 3 2 7.71

ファーム年度別成績
年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1995 広島 4 0 1 0 0 4 3 4 3 1 2.25
1997 広島 14 1 5 0 0 213 49 2 38 2 27 1 44 19 17 3.08
1998 広島 25 0 0 4 0 175 34 1 47 2 29 2 22 24 23 6.03