國學院久我山高では1年夏の都大会に登板、秋にはエースとなって注目を集めたが、2年春に左肩を痛めて不調に陥っていた。3年5月に復活、夏の西東京大会では25イニング連続無失点を記録したが、決勝で敗れ甲子園には出場できなかった。3球団が1位指名した大物、甲子園未経験での重複指名は江夏以来33年ぶり。また中3の時、江夏の半生を振り返るテレビドラマで江夏の高校時代を演じた事もある。
変化球の制球力は無いが、186cmという長身の左腕から、横手気味の腕の振りから放たれるMAX150キロのストレートは威力十分。さらにいいのは打者手元で鋭く落ちるスライダー、持ち球はこれのみと言っていいだろう。02年の動作解析指定選手。
大物ルーキーとして入団するが、入団から4年間は、計6勝と伸び悩み。04年、当初は先発の5、6番手として出てくればいい状態だったが、長谷川、ブロックの故障でローテの一角として期待された。開幕から初めて務める先発ローテ。勝ったり負けたりと調子の波があるが、直球とスライダーにキレが増し、6月にはチーム最多の5勝目を挙げ、奪三振率トップになった。好不調の波を解消する為、試行錯誤の中、登板日までに必ず遠投を入れる調整法を見つけた。03年から導入した個人トレーナーとの週1回のトレーニングも心強い存在となった。しかし後半はセ・リーグ2位の64四死球が示す様に、制球難を露呈。8月以降はわずか2勝に終わった。だが入団して以来最高の8勝と、1年間を1軍で投げ抜いたことは大きな進歩。
05年最も期待を裏切った選手といえば河内だろう。04年自己最多の8勝を上げ、更なる飛躍を期待していたのだが・・。キャンプからフォームを崩し制球が定まらず、オープン戦でも投球フォームがバラバラなら、投げるボールもバラバラ。4月からは約2ヶ月間3軍でフォーム改造に取り組んだ。2ヶ月ぶりにファームのマウンドに立つも、投げる度に最高球速は落ちていき、9月2日の阪神戦では5回を投げ15四死球、暴投3と散々。コーチ陣から、色々言われ整理がつかなくなるタイプだけに、自分でも訳が分からなくなってきているのだろう。入団以来初めて1軍登板無しに終わった。
昨季は、クォーターからサイド気味にフォームを変更。2軍では130キロ前半まで落ちたストレートも、142キロを計測するまでに復活。防御率も8月を終わって2.51と、開き直り思い切って投げる事が結果に繋がっている。9月2日のヤクルト戦(広島)で昇格後即登板。04年10月6日の横浜戦以来、2年ぶりに1軍のマウンドに立った。岩村に本塁打を打たれるなど、1回を投げ3安打2失点の内容だったが、腕を振って投げるダイナミックな姿は頼もしさが映った。以降の登板では、救援失敗はわずか2度。課題の制球難も、四球を出した試合は4度と安定感さえ出てきた。イニングこそ少ないが15試合で防御率1.76と入団以来初の1点台を残す。
全て中継ぎでの起用だったが、今季は当然先発投手として期待がかかる。フォームの修正を幾度と無く繰り返している為、果たして昨季のようなピッチングができるか不安も大きい。
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