高校2年夏に甲子園出場。初戦で樟南高に敗れたが、9回の1イニングを無失点と好投した。高校時代の公式戦では投球イニングを上回る奪三振数を記録した本格派だ。好きな選手に大リーグのランデイ・ジョンソンを挙げるようにダイナミックなフォームの大型左腕。MAX146キロの球威だけでなく、鋭いスライダーに大小2種類のカーブ、チェンジアップ、シュートを使いこなす器用さもある。
苫米地、玉山の両投手に続き、山梨学院大付属高から3年連続の広島入団。本人も「3人で1試合を投げきってみたい」と期待を膨らませたが、05年先輩2人の引退で夢に終わる。ドラフト会議で、同じ高校から3年続けて同一ポジションの選手が入団したのは初めて。
中学時代にはハイジャンプで県大会に出場したほどバネがあり、担当の渡辺スカウトは「下半身を鍛えれば楽しみ」と、身体能力の高さに期待する。長身でスラッとした投手体型に長い腕はまさに目を引く体型だ。ルックスやスタイルの良さはかなりの物で早くもカープの人気急上昇か?
02年は高校1年目ながらファームで9試合に登板、そのうち先発が5回と早くも頭角を現す。しかし翌年の03年は、右足首のケガもあり4試合に終わる。
04年はファームで22試合全て先発し5完投。7月はフレッシュオールスターで優秀選手賞も獲得した。投手不足から中継ぎに代える事ができない事情から、212球を投げた事もあった。ファームでは異例の140回(両リーグ1位)を超え、4試合連続完投するなどスタミナもついた。しかし制球はまだまだで82四死球と多い。10月3日、プロ初の1軍昇格を果たすが、登板機会は無かった。
05年、春季キャンプでは安仁屋コーチの"2500球指令"に一番乗りする勢いだったが、左手中指の故障で2軍行き。一番乗りした大竹は、開幕ローテ入りをつかんだ。「アイツには負けたくない」投げられない時期に走り込み、球速は5キロ近くアップした。
先発の駒不足に陥った8月18日のヤクルト戦で、1軍登録、即プロ初登板。24日の阪神戦では、最速144キロのストレートと独特の110キロのカーブを織り交ぜ6回2/3でわずか2安打1失点の好投でプロ入り初勝利を挙げる。しかし、その後は2試合連続先発で序盤KO。選球難から相手打者にじっくり見られ、高めに浮いた直球を痛打された。27回で19四死球と、制球難を露呈。
先発ローテーションの4番手として期待され、開幕ベンチ入りも果たしたものの、4度の先発は全て5回を持たず5失点以上でKOされた。1軍と2軍を何度も行ったり来たりと定着すらできなかった。体が早く開いてしまい、バッターから球の出所が見えやすい欠点がある。ファームでも14試合全てに先発しているが、3勝6敗と負けが先行し、防御率5.96。
左腕ゆえに期待も大きいと思うが、2軍打者の被安打率は毎年3割を超えている、これでは1軍で“先発”するレベルでは無い。与四球率は年々下がってきており、制球力は向上している。今季は2軍で頼れる柱となれるか?
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