嶋 重宣 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


嶋 重宣


プロフィール

嶋 重宣
  • 守備外野手

  • 背番号42履歴 34(95)-00(03)-55(04-11)-42(12-)

  • 生年月日1976年 6月16日 双子座

  • 年齢・血液型47才 A型

  • 出身地埼玉県上福岡市(現・ふじみ野市)
    (誕生:北海道札幌市)

  • 投打左投左打

  • 身長・体重181cm 95kg

  • 入団1995年 2位  入団 30年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴東北高−広島(95-11)−西武(12)

  • 獲得タイトル首位打者(04)最多安打(04)ベストナイン(04)

  • その他記録シーズン安打数球団新記録 (04年189安打)

  • 年俸

  • 備考99年から野手に転向

嶋重宣レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 長打率 出塁率 順位
1995 広島
1996 広島
1997 広島 2 1 1 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1.000 1.000 1.000
1998 広島
1999 広島 47 126 118 12 33 7 1 3 20 1 2 1 0 6 1 29 0 0 .280 .432 .320
2000 広島 41 54 52 6 13 4 0 0 7 1 0 0 0 2 0 13 0 1 .250 .327 .278
2001 広島 17 17 16 1 3 0 0 0 2 0 0 0 0 1 0 4 1 1 .188 .188 .235
2002 広島 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .000 .000
2003 広島 2 2 2 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .500 .500 .500
2004 広島 137 615 561 94 189 23 3 32 84 6 3 1 3 48 2 104 13 5 .337 .560 .389 1
2005 広島 144 625 560 77 161 23 0 27 77 4 2 0 7 53 5 112 10 3 .288 .473 .350 19
2006 広島 128 530 495 56 133 12 0 24 69 2 4 0 5 27 3 102 11 7 .269 .438 .308 24
2007 広島 105 315 285 28 65 16 1 14 48 4 4 0 2 23 4 52 5 0 .228 .439 .293 24
2008 広島 108 345 301 35 93 18 0 7 35 0 3 0 1 40 3 44 4 1 .309 .439 .394
2009 広島 89 198 175 12 40 9 0 2 17 3 1 0 5 15 3 34 7 1 .229 .314 .293
2010 広島 123 377 343 48 90 21 0 14 46 0 2 0 3 25 6 53 7 2 .262 .446 .321
2011 広島 54 141 125 13 32 9 1 2 8 1 0 0 1 14 1 19 1 0 .256 .392 .333
通算 998 3347 3035 383 854 142 6 125 414 22 21 2 27 254 28 567 60 21 .281 .456 .340

ファーム年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 順位
1995 広島 4 1 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
1997 広島 14 9 1 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 5 0 .111
1998 広島 30 13 11 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 1 3 0 0 .091
1999 広島 54 188 22 52 13 1 2 21 4 2 1 2 12 1 31 6 6 .277
2000 広島 22 88 82 11 20 4 0 2 8 1 1 0 2 4 0 12 1 1 .244
2001 広島 36 153 133 16 40 7 1 8 26 4 1 2 0 16 2 27 2 1 .301
2002 広島 72 257 229 35 72 10 1 8 31 4 0 1 1 24 2 30 7 3 .314 2
2003 広島 72 189 154 29 50 11 1 7 31 2 1 0 0 34 1 15 3 3 .325
2007 広島 6 22 21 3 6 1 0 1 3 0 0 0 0 1 0 5 0 1 .286
2008 広島 7 23 20 5 8 1 0 1 3 0 0 0 0 3 0 2 0 0 .400
2011 広島 31 58 48 2 13 4 0 1 5 1 2 0 0 10 0 9 1 0 .271

公式戦年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SAVE SP HD 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1997 広島 2 0 0 1 0 0 0 1 0 0 15 2 1 5 0 5 0 1 3 2 7.71
通算 2 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 15 2 1 5 0 5 0 1 3 2 7.71

ファーム年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 SAVE 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1995 広島 4 0 1 0 0 4 3 4 3 1 2.25
1997 広島 14 1 5 0 0 213 49 2 38 2 27 1 44 19 17 3.08
1998 広島 25 0 0 4 0 175 34 1 47 2 29 2 22 24 23 6.03

来歴

入団までの経緯・特徴

1993年の東北大会準決勝で延長16回までもつれ込み、231球の完投で19奪三振を記録して一躍有名に。甲子園には1993年春夏、1994年春に出場。高校生として日本代表にも選ばれる。出身地は埼玉で子供の頃から大の西武ファン、西武からの指名もあったが、野手としての評価だった。投手のこだわりが強かった嶋は、投手として高く評価してくれた広島に入団する。

入団後の経過

1995年、入団1年目は左ヒジ、1996年は、左肩を故障。4年目を終えた1998年の秋に打者転向を決めた。高校通算28本塁打とバットには自信があったが、ブランクは大きく、最初はマシンを打っても前に飛ばなかった。まず課したのは1日1000球のティー打撃。だが、打者になってからは腰痛が持病となった。実はプロになって1度だけ泣いたことがある。4年前の夏、広島市民球場での親子試合。昼間の二軍戦の前に一軍昇格が決まっていた。景気づけの一発も打った。しかし、外野の守備で左ひざをフェンスに激突。メスを入れる重傷だった。戻った自宅マンションで涙が出た。

2003年
シーズン終盤に、ようやく一軍へ上がり、2年ぶりのヒットを放つが、相変わらず出番は少ない。野手転向した1999年の47試合を最高に、出場数、成績は年々と下降線をたどる。解雇を覚悟した2003年秋、野球を続けたい一心で米国の知人から代理人を紹介してもらい、米大リーグのパイレーツとデビルレイズの入団テストを受ける手はずを整えた。広島からの契約更新が届いたのは、まさにその時だった。

秋季キャンプで内田順三チーフ打撃コーチと打撃改造に取り組んだ。「ボールとの距離感がつかめた。『懐が深くなった』という感じですかねえ。打球の質や飛んでいく角度が変わったんですよ。打っていて、自分の中で『これだ』と感じたんです」。内田チーフ打撃コーチとともに忘れてはならないのが三村敏之ヘッドの存在だ。「足が遅いイメージだったけど、そんなことない。パワーもあるし、おもしろいよ」。秋季キャンプから現場に復帰すると、二軍でくすぶっていた55番にいち早く注目した。

2004年
緒方孝市方の故障もあって、開幕戦から先発で起用され、驚異的な猛打で4月は打率.412、9本塁打を記録。ヤンキース松井と同じ「背番号55」から付いた愛称は「赤ゴジラ」。テレビにも揚げられ一躍全国区になった。月間MVPを逃したが胸張れる4月の活躍。約1ヶ月間で球団には100通を超える激励メールが届いた。

5、6月は一時的に打率が落ちた。「今まで打ったのはフロックじゃない。初心に戻れば大丈夫」と復調を信じた。7月以降の3ヶ月で3割5分以上打ち再加速した。しかし背中から腰部分にかけた痛みが9月下旬に発症。10月は、セ・リーグの最多安打も視野に入れていたが、翌年のことも考え欠場した。

最終的には打率.337でシーズンを終え、最多安打と首位打者の2冠を獲得。本塁打も大台の30本を記録した。また年俸700万円がどこまでアップするか、ファンのみならず期待されたが、4550万円となった。アップ率550%はセ・リーグでは過去最高となった。他にもタイトル料で500万円のボーナス。ここまでブレイクしたのは、内田チーフ打撃コーチと三村ヘッドのおかげ。本当にありがとう。

2005年
キャンプで右足内転筋痛、開幕前の扁桃(へんとう)炎の影響もあり、調整が遅れた。他球団からのマークも厳しくなり、開幕3試合は無安打。4月は打率.253に終わった。内角攻めで、顔の付近にも投げられた。インコースに投げられて、踏み込んでいるつもりでも、踏み込めない状態だった。その為、甘い球でもポイントがズレ、的確にヒットすることができなかった。8月の終わりから、前年の頃の調子に戻り、安打を量産したが、結局、打率.288、27本塁打に終わり、得点圏打率も.350から.255へ大幅ダウンした。前年の大活躍のイメージが強く、打てない感じにも見えたが、まずまずの成績ではないだろうか。

2006年
ブラウン監督の方針により、プロ11年目で初めて開幕4番に座った。チーム全体の打撃不振により、4月中旬から従来の3番に戻された。4月は、23日の中日戦(米子)で、プロ入り初の満塁弾を含むシーズン初の1試合2本塁打で自己最多の6打点を叩き出し、4度の猛打賞を記録するなど、上々のスタートを切った。

しかし5月以降は、満足のいく体で戦えなかった。5、6月と2度の背筋痛の影響から打撃は低迷。6月終盤には3番から6番に降格した。7月は先発すら外されることもあった。8月は、打率.333、7本塁打、15打点と状態も良くなってきたが、9月になると今度は、左ヒザ痛、右肩関節挫傷を発症し、ついには26日に登録抹消された。ここ3年間で出場数を含めすべてワーストの成績となってしまった。単なる打撃不振・スランプといったことではなく、度重なる故障が原因だ。

2007年
シーズン序盤から5番で起用されるものの打撃不振に陥り、4月終了時点で、打率.192、3本塁打、7打点。5月8日、中日戦の第1打席で空振りした際に右肩を痛め、1軍登録抹消となった。1ヶ月後の6月に戦列復帰し、復調の気配を見せるも、7月には再び打率1割台。8月には代打起用が多くなった。結局、打率.228、14本塁打、48打点は、過去4年間で最低。2004年をピークに成績は下降線を辿っている。

ただ、9月1日、前田が2000本を達成した日に代打3ラン、10月6日、佐々岡の引退試合で通算100号となる3ランと、インパクトが残る試合もあった。

2008年
開幕一軍メンバーに選ばれたものの、開幕戦は控えでのスタートとなった。5月25日のロッテ戦で、四回久保から右中間へ代打同点3ランを放つと、徐々に先発出場も増え、交流戦で打率.347、9打点と活躍。7、8月は150打数50安打、打率.333と好調を持続した。規定打席には到達しなかったが、打率.309と、2004年以来の3割超えを果たした。シーズン終了後の10月9日に、内視鏡による左ひじ関節の手術を行う。

2009年
前年の活躍から、主に5、6番で先発で起用されたが、シーズン序盤から打率1割台と低迷。4月は打率.188に終わる。5月に打撃を持ち直したものの、6月になると、24打数2安打で、打率.083と極度の不振に陥った。7月半ばからは打撃好調な廣瀬純が先発することが増え、完全に控えに回った。89試合、打率.229、2本塁打、17打点は、過去6年間で最低の成績となった。

2010年
シーズン当初は代打起用が主だったが、新外国人・フィオが結果を出せず、6月以降からは先発として起用された。その期待に応え、6月は打率.324、4本塁打、11打点をマークした。7、8月は調子を落としたが、9月以降は、打率.287、3本塁打、15打点を挙げる。ここ数年間はふがいない成績だったが、昨季はほぼ一年間出場し、打率.262、14本塁打とそこそこの成績を残す。ここ2年間の対左投手の成績は打率.162(111打数18安打)とまったく打てていない。復活のカギは左投手の攻略であろう。広島打線の中では、長打が期待できる数少ない打者だけに、最低20本塁打は打って欲しいところだ。

2011年度総括・展望

更新日 2011.02.18

嶋重宣と同じ1995年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
木村拓也 外野手 移籍 引退
F・ラミーレス 投手 新入団 引退
山内泰幸 1位 投手 新入団 引退
嶋重宣 2位 外野手 新入団 他球団
朝山東洋 3位 外野手 新入団 引退
横山竜士 5位 投手 新入団 在籍
田村恵 6位 捕手 新入団 引退
井上煌千 7位 外野手 新入団 引退

嶋重宣と同じ1976年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
F・ラミーレス 01/07 投手 新入団 引退
A・ソリアーノ 01/07 内野手 新入団 引退
品田寛介 03/15 投手 新入団 引退
筒井正也 04/11 投手 新入団 引退
遠藤竜志 04/17 投手 新入団 引退
福井敬治 05/12 内野手 移籍 引退
田村恵 05/22 捕手 新入団 引退
横山竜士 06/11 投手 新入団 在籍
嶋重宣 06/16 外野手 新入団 他球団
小山田保裕 07/27 投手 新入団 引退
朝山東洋 07/29 外野手 新入団 引退
A・グスマン 09/27 投手 新入団 引退
森笠繁 10/04 外野手 新入団 引退
井上煌千 12/16 外野手 新入団 引退