林 昌樹 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


林 昌樹


プロフィール

林 昌樹
  • 守備投手

  • 背番号53履歴 53(98-)

  • 生年月日1979年11月28日 射手座

  • 年齢・血液型32才(引退時) A型

  • 出身地静岡県磐田市

  • 投打右投右打

  • 身長・体重183cm 85kg

  • 入団1998年 3位   14年間 引退11年


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴興誠高−広島(98-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸2200万円→1900万円 ▼300万円

  • 備考

林昌樹レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SAVE SP HD 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1998 広島
1999 広島
2000 広島
2001 広島 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 15 3 3 1 1 2 0 2 2 6.00
2002 広島 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9 1 2 5 1 0 0 2 3 3 16.20
2003 広島 13 0 6 0 0 0 1 0 0 1 72 16 17 1 5 2 10 10 5 2.81
2004 広島 47 0 15 1 0 0 1 1 1 2 211 45 2 51 7 21 4 37 24 21 4.14
2005 広島 5 0 2 0 0 0 0 0 0 0 17 3 2 7 0 1 0 2 3 3 7.36
2006 広島 61 0 13 0 0 0 2 4 0 2 273 65 1 59 7 25 7 44 30 26 3.58
2007 広島 57 0 8 0 0 0 3 2 0 204 48 1 48 4 19 2 28 19 19 3.54
2008 広島 17 0 1 0 0 0 0 0 0 76 18 20 4 6 0 13 9 9 4.50
2009 広島 46 0 12 0 0 0 0 2 0 220 48 1 55 5 19 4 27 28 23 4.28
2010 広島 26 0 12 0 0 0 0 1 0 1 120 25 2 40 4 7 1 19 17 17 5.96
2011 広島 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 2 1 0 0 0 0 5 0 0 0.00
通算 276 0 70 1 0 0 7 10 1 5 1 1224 278 305 34 104 22 187 145 128 4.14

ファーム年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 SAVE 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
1998 広島 4 0 0 0 0 22 4 1 7 2 3 1 3 5 5 10.38
1999 広島 24 0 1 6 1 209 44 1 57 5 26 0 26 37 32 6.50
2000 広島 21 0 0 0 1 156 29 0 41 3 27 2 17 37 26 8.07
2001 広島 33 0 2 3 0 227 52 0 49 5 23 4 30 29 23 3.98
2002 広島 28 0 9 3 3 0 5 229 57 1 48 1 9 2 42 17 14 2.20
2003 広島 17 2 2 13 8 4 1 402 94 2 88 5 28 11 66 36 29 2.76 3
2004 広島 3 0 0 3 0 0 0 81 18 1 16 0 8 4 18 4 3 1.47
2005 広島 20 0 1 6 3 3 0 245 55 70 3 18 1 34 34 28 4.58
2006 広島 4 0 1 0 1 0 0 25 6 5 0 2 0 3 1 1 1.50
2007 広島 4 0 4 0 1 0 1 17 4 2 0 1 0 1 2 1 2.25
2008 広島 9 0 2 0 0 0 0 36 8 1 7 0 3 2 5 2 1 1.08
2009 広島 7 0 1 0 0 2 0 40 8 10 0 6 0 7 5 0 0.00
2010 広島 21 0 0 1 0 0 81 16 2 19 0 9 1 14 7 6 3.24
2011 広島 42 0 11 0 2 2 3 154 35 1 41 3 6 0 22 21 13 3.31

球速・変化球データ

年度 最速 直球Ave 直球 カーブ スライダ カット チェンジ シュート フォーク シンカー 特殊 年間投球 取得投球 取得率
2004 146 137.7 52% 3% 34% 2% 1% 6% 2% 775 734 94.7%
2005 146 139.5 61% 31% 8% 59
2007 146 138.4 62% 23% 1% 12% 1% 1% 754 781 103.6%
2008 144 138.0 41% 44% 14% 1% 315 315 100.0%
2010 148 138.3 38% 44% 14% 1% 3% 450 351 78.0%

来歴

入団までの経緯・特徴

小4から軟式野球を始め、硬式は興誠高に入ってから。1997年の夏の県大会で準優勝。当時メッツのスカウトも注目したほど。

入団当時はオーバースローだったが、2000年にサイドに転向した。そのサイドスローからのシンカー、サークルチェンジ、パーム、そして2002年春に習得したシュートも武器となった。伊藤智仁(元ヤクルト)とまでは行かないが、それを彷彿させるスライダーを投げる。コーナーを突く丁寧な投球で打たせて取るのが信条。また球速もほとんど落ちないまま制球力と変化球の切れが増した。変化球主体の投手に思われるが、最速146キロのストレートも武器である。

入団後の経過

2000年夏、不振脱出へ上手投げから横手投げへフォームを改造。清川栄治投手コーチと二人三脚で進めた大改革だった。その年の残りシーズンはフォームが固まらず、登板機会はなかった。

2002年
ファームで28試合に登板、防御率2.20とサイド転向の成長の証をみせる。オフは投球の幅を増やすためパーム習得に努めた。

2003年
プロ6年目で初の開幕一軍入りを果たし、10月12日には、たった1球でプロ初勝利という珍記録も達成した。プロ入り最多の13試合に登板し、防御率2.81と結果を残す。ファームでは先発ローテの柱として9勝、防御率2.76。自己最多の94回2/3を投げ前期優勝に貢献した。

2004年
清川栄治投手コーチからの「パームをいかすため、打者のインハイに速い球を投げ込め」というアドバイス通り、積極的に内角に直球を投げ込んだ。打者の腰を引かせ、ウイニングショットの“魔球”で仕留めるパターンで好結果が出ている。オープン戦では結果を残し2年連続の開幕一軍を果たした。開幕後、15試合に登板し防御率1.76と存在感をみせていた。だが、起用されるのは点差の空いた場面が多かった。北別府学投手コーチに「直球、パームの切れ味をもう少し高めてきてほしい」と6月2日に二軍降格。2週間後に再昇格しワンポイントやロングリリーフ。点差も接戦から点差の離れた場面など、毎回違う登板状況にも対応し投げ続けた。結果チーム最多の47試合に登板し、自己最高の活躍を見せた。

2005年
一軍では、わずか5試合に出場。二段モーションの厳格導入を見据え、春から取り組んだフォーム矯正に苦しんだ。それでもシーズン終盤、試行錯誤を繰り返し、二段モーション修正に手応えを感じるようになった。練習試合でも審判のチェックを完璧にクリアした。秋季キャンプでは腕を少し上げてキレを重視。フォークの習得にも挑戦中だ。

2006年
2年ぶりの開幕一軍切符を手にした。初登板した4月2日から、切れ味鋭いスライダーを武器に15試合連続無失点に抑えた。これまでは点差の離れた場面での登板が多かったが、この好投から、ブラウン監督の評価が上がり、今では接戦での登板が増えた。セットアッパーに繋ぐ役を担い、7月下旬まで防御率1点台と安定したピッチングを披露した。

8月、登板過多から一時は二軍落ちするものの、ほぼ1シーズン通して働くことができた。自己最多の61試合に登板し防御率3.58、救援成功率67.2%。チームへの貢献度は中継ぎ陣ナンバー1で、契約更改では800万から1600万へ一気に倍増した。

2007年
シーズン初登板から14試合連続無失点救援するなど、チームに欠かせない戦力にまで成長。7月12日のヤクルト戦では、救援に失敗し同点に追いつかれるものの、次の回で勝ち越し勝利投手になる。勝ち負けがあまり付かない役割だが、自己最高の3勝目を挙げる。

夏場に調子を崩し、一度は二軍落ちしたが、最短の10日間で再昇格し、ほぼフルシーズン登板した。2年連続の50試合登板、自己最高の救援成功率70.2%と、ゲームを壊さない大事な役割を務めた。

2008年
梅津智弘の台頭により、終盤のビハインドでの登板が多くなったが、それでも着実に仕事をこなした。しかし5月28日の西武戦で中村に3ランを浴びると、30日には登録抹消となった。ファームで調整を続けていたが、7月に、肋骨骨折による戦線離脱を余儀なくされ、シーズンを終える。一軍での登板は17試合に留まり、防御率も4点台。

2009年
前年の骨折の影響も無く、4年連続で開幕一軍を迎えることができた。序盤は打ち込まれるケースが多かったが、4月24日から9試合連続無失点の好投を見せる。一方、7月には5試合に登板して、3回2/3で11失点と打ち込まれた。シーズン4度目の40試合以上に登板するものの、防御率は4点台、救援成功率も60.9%と良くなかった。

2010年
5年ぶりに開幕一軍を逃し、4月に一軍昇格するものの、スタルツの加入により、1試合投げただけで降格した。5月16日に二度目の昇格。主に敗戦処理での登板が多く、それなりに抑えた。昨季は26試合に登板し、防御率5.96。防御率5点台以上は、2005年以来と悪いが、“真夏”の8月8日、29日の2試合で計7自責点(7失点)と、大きく影響した形となった。

2011年度総括・展望

“夏場”と“それ以外の季節”の成績はコチラ↓

季節 試合 被本 自責 成功 防御率 成功率
春・秋(3月〜6月、10月)
157
166 2/3
12
47
114
2.54
73%
夏場(7月〜9月)
112
109
22
81
63
6.69
56%
※成功率はかぷ吉調べ

更新日 2011.02.18

林昌樹と同じ1998年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
山田勉 5位 投手 移籍 引退
笘篠賢治 3位 内野手 移籍 引退
富岡久貴 1位 投手 移籍 引退
N・ミンチー 投手 新入団 引退
A・ケサダ 外野手 新入団 引退
遠藤竜志 1位 投手 新入団 引退
兵動秀治 2位 内野手 新入団 引退
林昌樹 3位 投手 新入団 引退
小林幹英 4位 投手 新入団 引退
倉義和 5位 捕手 新入団 在籍
青木智史 6位 外野手 新入団 引退
岩崎智史 7位 内野手 新入団 引退
橋本啓 8位 投手 新入団 引退

林昌樹と同じ1979年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
岡上和典 01/04 内野手 新入団 引退
廣瀬純 03/29 外野手 新入団 在籍
天野浩一 04/12 投手 新入団 引退
D・ダグラス 04/28 投手 新入団 引退
山田真介 06/15 外野手 移籍 引退
田中敬人 07/26 投手 新入団 引退
C・ルイス 08/02 投手 新入団 引退
兵動秀治 08/10 内野手 新入団 引退
岩崎智史 08/14 内野手 新入団 引退
橋本啓 09/05 投手 新入団 引退
石原慶幸 09/07 捕手 新入団 在籍
青木智史 09/10 外野手 新入団 引退
喜田剛 10/25 内野手 移籍 引退
林昌樹 11/28 投手 新入団 引退
M・シュルツ 11/28 投手 新入団 引退
E・スタルツ 12/09 投手 新入団 引退