倉 義和 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


倉 義和


プロフィール

倉 義和
  • 守備捕手

  • 背番号40履歴 40(98-)

  • 生年月日1975年 7月27日 獅子座

  • 年齢・血液型49才 O型

  • 出身地京都府京都市山科区

  • 投打右投右打

  • 身長・体重179cm 80kg

  • 入団1998年 5位  入団 27年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴京都成章高−京産大−広島(98-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸

  • 備考

倉義和レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 長打率 出塁率 順位
1998 広島 6 4 4 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .250 .250 .250
1999 広島 15 21 18 2 4 0 0 0 1 1 0 1 0 1 1 2 0 0 .222 .222 .300
2000 広島 20 35 31 0 5 0 0 0 0 0 0 2 0 1 1 12 0 1 .161 .161 .212
2001 広島 35 46 44 4 6 2 0 0 1 0 0 1 0 1 0 13 0 0 .136 .182 .156
2002 広島 13 26 21 0 3 1 0 0 0 0 0 3 0 2 0 6 0 1 .143 .190 .217
2003 広島 4 8 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1 0 0 .000 .000 .375
2004 広島 24 23 21 3 3 0 0 1 2 0 0 0 0 2 0 4 2 2 .143 .286 .217
2005 広島 109 306 267 18 56 8 1 4 22 1 0 15 3 16 5 42 7 2 .210 .292 .265
2006 広島 84 265 247 16 59 7 0 5 14 1 1 4 0 7 7 51 8 3 .239 .328 .280
2007 広島 82 274 248 19 68 11 0 7 25 1 2 5 2 15 4 42 2 6 .274 .403 .323
2008 広島 48 128 121 8 25 6 0 2 11 0 0 0 1 4 2 23 0 0 .207 .306 .242
2009 広島 43 106 100 4 19 2 0 0 7 0 0 2 1 2 1 17 6 2 .190 .210 .212
2010 広島 45 105 89 12 25 3 0 2 13 1 0 4 0 10 2 20 4 4 .281 .382 .366
2011 広島 55 135 108 9 20 1 0 0 8 0 0 9 1 13 4 25 3 0 .185 .194 .294
通算 583 1482 1324 96 294 41 1 21 105 5 3 46 8 74 30 258 33 21 .222 .302 .277

ファーム年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 順位
1998 広島 42 108 91 7 19 2 0 0 6 3 0 2 1 12 2 20 4 2 .209
1999 広島 59 144 15 24 5 0 3 23 0 0 6 3 8 4 21 5 3 .167
2000 広島 47 126 106 10 18 1 0 1 8 1 1 2 3 11 4 21 1 2 .170
2001 広島 20 80 67 11 18 1 0 1 6 3 0 1 1 9 2 10 2 0 .269
2002 広島 57 194 174 19 37 9 0 4 14 0 2 1 0 14 5 37 6 3 .213
2003 広島 53 177 152 29 33 10 3 6 28 1 1 2 2 17 4 20 4 4 .217
2004 広島 45 173 145 29 47 12 0 4 23 5 1 2 1 20 5 21 5 0 .324

来歴

入団までの経緯・特徴

高校時代は捕手で4番を打ち、大家友和(現・横浜)とバッテリーを組む。93年夏に府大会準優勝。京都産大では4年春季ベストナイン。関西大学No.1捕手。遠投110mの強肩にスローイングもいい。50m6.3秒の俊足で捕手としては以外と速い。

フットワークのよいキャッチングと冷静なリード、強肩が売り物。実際、他球団のスコアラー陣はその能力を高く買う。課題は打撃。一時は打撃を伸ばすため外野手転向案もあった。リードは、投手のことをよく確認し調子を分析し、投手の持っている球種をフルに使って打者の思惑を絞らせない特徴を持つ。2004年、西山 秀二瀬戸 輝信の退団でチーム最年長捕手となる。

入団後の経過

2003年
ファームでは6月まで10連続盗塁阻止をマークするなど、7割を超える盗塁阻止率で、何度もチームを救った。しかし7月の紅白戦で左手甲に死球を受けて骨折し、復活まで2ヶ月を要した。一軍での出場は、入団以来最低の4試合に終わる。

2004年
3年ぶりの開幕一軍メンバーに選ばれたが、一度の出番も与えられないまま4月7日に登録を外れた。その直後から木下富雄監督、長内孝二軍打撃コーチによる打撃改造指導が始まった。その指導が実りファームでは、入団以来初の3割を打ち、課題の打撃も向上した。一軍では01年の35試合に次ぐ24試合に出場。8月7日にはプロ初本塁打。20日には延長12回にサヨナラヒットを放つ。

2005年
オープン戦で石原慶幸が骨折し、全治3ヶ月と診断され、開幕絶望となった。正捕手不在のピンチに周囲は動揺した。倉は「自分がやるしかない」と周囲の不安を覆す意気込みをみせた。

初の開幕戦先発マスクをかぶったが、開幕から2ヶ月間で、打率.152と投手並みのバッティングだった。そして5月24日、石原の復帰により、あっさりと正捕手の座を明け渡してしまった。8月に入ると夏バテから投手陣が崩れだし、中旬から倉が先発に復帰した。復帰後は、打率.271と向上した。速球に力負けしなくなったことを打球の勢いで証明した。内田順三コーチの指導、本人の努力はもちろん、実戦で使い続けたことが、成長のきっかけになったことは間違いない。

チーム最多の91試合に先発マスクをかぶり、自己最多の109試合に出場。そしてプロ入り初めて一年を通じて一軍に在籍した。守備面では、自慢の強気のリードを持ってしても、投手崩壊に歯止めをかけることはできなかったが、盗塁阻止率は44.0%と両リーグトップ。広島の捕手で阻止率1位に輝いた選手は、過去12年間までさかのぼっても倉ただ一人。年俸は950万円から、ほぼ倍増の2000万円となった。

2006年
2年連続開幕戦先発マスクをかぶったが、石原との併用の為、ほぼ交互に出場。8月5日の阪神戦(松山)では九回ウィリアムスからセンターへヒットを放ち、遅まきながらプロ入り初の猛打賞を達成。9月8日の中日戦(広島)では、7−7の延長十回一死一二塁から、試合を決定付けるサヨナラヒットも打った。石原とは、先発出場が71試合と同じなら、打席数もほぼ同じ。課題の打撃は打率.239と、05年の.210より少し向上し、本塁打も5本放った。入団以来、打撃がウィークポイントとされていたが、徐々に向上している。

打撃、守備率、盗塁阻止率、一試合平均の失点数など、すべて石原より上回ったが、他球団の捕手と比べればまだ低レベルな争い。決定的な強みが無いため、正捕手確定とはならなかった。しかし、ある程度の貢献を果たしたことで、3年連続の年俸アップ。2005年に石原と2000万円以上離れていた年俸も2400万円で同じになった。

2007年
開幕戦は、投手・黒田博樹と3年連続のバッテリーを組み、大事な初戦を4−1で勝利。このコンビで開幕戦は負け無しの3連勝を飾る。打撃も開幕戦の3安打を皮切りに4月は3度の猛打賞などで、一時は打率.400に到達。4月の先発数は、全26試合中24試合とほぼフル出場した。ただ5月以降は徐々に勢いも衰え、7月には2割前半に低迷した。8月からは自己最長の5試合連続マルチ安打をマークするなど復調し、最終的には打率.274、7本塁打、25打点を記録、すべて自己ベストを更新した。ただディフェンス面では、盗塁阻止率25.5%と6失策は共に自己ワーストであったため、一年を通じてレギュラーになれなかった点ではないだろうか。

2008年
4年連続して開幕先発マスクとならなかった倉は、打撃面でもアピールできず、先発出場の機会が激減した。失策数ゼロで、特に盗塁阻止率が46.4%とかなりの高い数値にも関わらず、常時出場するようになった2005年から4年間でワーストの48試合出場(内30試合先発)に留まった。

2009年
シーズン中盤まで中々出場の機会がなく、投手交代のための代打出場が多かった。元々打力で勝負するタイプではないため、代打成績は8打数0安打と結果を出せなかった。8月頃から、正捕手の石原が打率1割台と、極度の打撃不振に陥った。入れ替わるように倉の先発が増えてきたが、打率1割台と仲良く低迷した。盗塁阻止率も31.3%と2008年を下回った。

2010年
近年は完全に第2の捕手に回った倉だが、昨季は打撃でアピール。4月30日の中日戦では、プロ初となる満塁弾を放ち、1試合4打点も自己最多を更新。5月5日の横浜戦では、2007年9月以来の猛打賞。7月15日の横浜戦では、逆転決勝3ラン含む4打点と、昨季は印象に残るシーンが多かった。

先発した試合では27試合中、14試合で安打を放つなど打撃好調で、打率.281は自己最高となった。得点圏でもかぷ吉が取得した2001年から2009年までは打率.192だったが、このシーズンは打率.348、出塁率.483とチャンスにも強かった。石原も打撃を好調だったため、出番が45試合と例年と変らなかったが、チームとしても、定期的に石原を休ませることができ、倉が入っても変らない打撃力を保つことができた。とりわけ大きな怪我をしないため、6年間一度も二軍に落ちたことがない。広島の現役選手では最長記録である。

2011年総括・展望

更新日 2011.02.18

倉義和と同じ1998年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
山田勉 5位 投手 移籍 引退
笘篠賢治 3位 内野手 移籍 引退
富岡久貴 1位 投手 移籍 引退
N・ミンチー 投手 新入団 引退
A・ケサダ 外野手 新入団 引退
遠藤竜志 1位 投手 新入団 引退
兵動秀治 2位 内野手 新入団 引退
林昌樹 3位 投手 新入団 引退
小林幹英 4位 投手 新入団 引退
倉義和 5位 捕手 新入団 在籍
青木智史 6位 外野手 新入団 引退
岩崎智史 7位 内野手 新入団 引退
橋本啓 8位 投手 新入団 引退

倉義和と同じ1975年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
高橋顕法 01/24 投手 新入団 引退
黒田博樹 02/10 投手 新入団 引退
菊地原毅 03/07 投手 移籍 在籍
S・シーボル 05/17 内野手 新入団 引退
玉木朋孝 06/13 内野手 新入団 引退
田中由基 06/17 投手 新入団 引退
倉義和 07/27 捕手 新入団 在籍
E・レイノソ 10/10 投手 新入団 引退
山根雅仁 11/19 投手 新入団 引退
福地寿樹 12/17 内野手 新入団 他球団