森笠 繁 広島東洋カープ 選手プロフィール

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•  森笠 繁

• 守備外野手

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• 背番号00履歴 41(99-08) 00(09)

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• 生年月日1976年10月 4日 天秤座

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• 年齢・血液型34才(引退時) B型

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• 出身地神奈川県横須賀市

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• 投打右投左打

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• 身長・体重178cm 84kg

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• 入団1999年 4位   12年間 引退10年

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• 経歴國學院久我山高−関東学院大−広島(99-08)−横浜(09)

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• 獲得タイトル

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• その他記録

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• 年俸2800万円→2400万円 ▼400万円

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• 備考

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高２秋にスイッチヒッターとなり、高３夏は西東京大会ベスト８。関東学院大では１年からベンチ入りし、センターで３番を打つ。神奈川リーグで１イニング２本塁打、７打点をマークした事も。大学通算打率．３０９、９本塁打、７２打点、５８盗塁。神奈川大学リーグではＭＶＰを３度獲得、４年は打率．３４２、１４打点。

入団時は７２キロと細身の体だったが、現在は７８キロ。１年目のオフから続けているウエートトレ。サプリメントも摂取し、肉体的にパワーアップし、バットスィングのスピードが増した。独特なスイングでバッティングセンスはいい、攻走守揃った選手。シュアな打撃の根本は、野村謙二郎（元広島）の打撃をビデオで研究した。また代打でも高アベレージを残せる。

０３年５月２０日の阪神戦で前田が右ヒザ裏を負傷し、翌日から先発左翼に入った。２３日の中日戦では３年ぶりの本塁打と初の１試合２発。５月１日の中日戦ではプロ初のサヨナラ打。過去４年間で一度も立ったことのなかった本拠地のお立ち台を既に２度も踏みしめた。本塁打も過去１９７試合でわずか２本に対し、１年間で６本塁打を放った。

スイッチヒッターから左一本に絞って挑んだ０４年。左対左でいかに結果を出すかが、定位置確保につながる。自宅天井にはピンポン球がつるしてある。左投手の球道に目を慣らすための工夫。日課とするピンポン球トレは、ベテラン・野村の助言で始めた。開幕１軍となったものの、緒方の故障で空いた外野の一角は嶋に奪われた。以後は主に代打、守備固めの出場となった。ようやく６月３０日に初先発となり、常時先発したのは、ベテランを温存しだした９月以降だった。先発出場は０３年の５４試合から２５試合に激減したが、力は着実に付けている。

０５年は、開幕戦から、代打を含め４打数４安打と好スタートを切りながら、４月７日には早々と登録抹消。疲労性腰痛だった。６月６日には、左太もも裏痛で２度目の登録抹消。秋季キャンプ中にも腰痛を訴え、途中離脱。自己ベストの打率．３０６をマークしながら、度重なる故障に泣かされ９０試合の出場に留まった。打撃については、０４年の秋季キャンプから取り組んでいる、バットを寝かせて構える新打法が好結果を生んだ。代打では、打率．３６１と２年連続高いアベレージを残し、苦手の左投手にも打率．３２１と好結果を出した。実力はレギュラークラス、機動力野球復活を目指すなら、もっと森笠を起用してもらいたい。

昨季は、５月に緒方の故障により、先発機会が増えた。その５月は２１試合に出場し打率．３００、中でも、０５年まで通算三塁打はわずか２本だったが、既に３本と塁上を駆け巡った。その後も、右投手の時にはほとんど先発出場し、０３年以来の１１５試合に出場した。打順は下位ながらシュアなバッティングで打率．２９２、６本塁打と結果を残し、チームに貢献した。

気が付けば３０歳。若返りを図るチームの中で末永、井生らの猛追を受ける。トレードでは山田が加入。「負けたくない。これは勝負だから」。激しい外野手争いの中、存在感をアピールするしかない。独特のオレンジ色のバット。今季はグリップに高さ約１センチのテーピングを巻き付ける。小指に引っ掛けて振り抜く時に力を込めるためだ。ミリ単位で道具にこだわる職人肌だ。

レギュラーまであと一歩の所まできている。実力はあるが、対左投手（．２０６）の弱さと、年々減少している盗塁の少なさが気になる。オフからは、４年ぶりのスイッチ再転向を視野に入れ、右打ちに取り組んでいる。