石原 慶幸 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


石原 慶幸


プロフィール

石原 慶幸
  • 守備捕手

  • 背番号31履歴 31(02)

  • 生年月日1979年 9月 7日 乙女座

  • 年齢・血液型45才 A型

  • 出身地岐阜県安八郡墨俣町(現・大垣市)

  • 投打右投右打

  • 身長・体重177cm 82kg

  • 入団2002年 4巡  入団 23年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴県岐阜商高−東北福祉大−広島(02-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸
    2011年から3年契約+出来高

  • 備考

石原慶幸レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 長打率 出塁率 順位
2002 広島 5 10 10 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 .300 .300 .300
2003 広島 116 338 305 19 65 14 2 4 21 0 1 10 0 17 6 78 6 7 .213 .311 .268
2004 広島 135 435 396 32 114 22 0 6 35 0 1 9 1 21 8 70 6 5 .288 .389 .336 30
2005 広島 74 194 174 13 42 6 0 2 12 0 0 3 2 11 4 29 6 3 .241 .310 .298
2006 広島 85 267 240 17 53 9 0 3 11 2 0 6 2 15 4 43 6 6 .221 .296 .276
2007 広島 89 284 256 24 72 12 0 3 15 2 2 6 0 16 6 47 9 4 .281 .363 .338
2008 広島 123 457 422 36 112 19 0 9 50 6 6 10 2 22 1 80 7 6 .265 .374 .302 26
2009 広島 124 422 364 31 75 15 1 10 37 2 3 11 4 39 4 90 11 7 .206 .335 .287
2010 広島 122 408 369 33 97 19 0 8 41 4 4 6 1 29 3 81 10 4 .263 .379 .321
2011 広島 110 342 299 15 60 10 0 4 27 2 2 14 3 22 4 49 7 1 .201 .274 .262
通算 983 3157 2835 221 693 126 3 49 249 18 19 75 15 192 40 568 69 44 .244 .343 .300

ファーム年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 順位
2002 広島 69 216 194 18 42 7 0 2 15 0 1 5 1 15 1 23 7 4 .216
2003 広島 1 4 4 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .250
2005 広島 2 7 6 1 3 0 0 1 2 0 0 0 1 0 0 1 0 0 .500
2007 広島 1 3 2 2 1 1 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 1 0 .500

来歴

入団までの経緯・特徴

県岐阜商高3年の夏に甲子園出場も初戦敗退。5試合連続本塁打を記録するなどパンチ力はある。東北福祉大では2度のベストナインを獲得。2000年の全日本大学選手権で準優勝に貢献し、日米大学野球の代表メンバーにも選ばれた。公式戦の通算打率は3割を超える。大学No.1捕手。

捕ってから投げるまでの速さが1.8秒と、抜群のスローイングは強肩で正確だ。キャッチング、ワンバウンド処理、リードなどのデイフェンス面は阿部(巨人)を大きく上回り、ヤクルトの古田タイプ。リードは総合性を求める所があり、制球力のある投手なら無難なリードをこなす。ネット裏でも各チームの編成担当から「将来の正捕手だ」との声が聞かれた。打撃で苦手なコースはインサイド。

大学通算 試54打数148安打47本塁打3 打率.318

入団後の経過

2002年
ファームでは入団一年目にして69試合に出場し、捕手として50試合に先発した。10月3日に一軍初昇格を果たし、5日のヤクルト戦では、途中出場し、初安打を放つ。14日の横浜戦から最終戦までの3試合で先発出場も果たした。

2003年
初の開幕一軍メンバーに選ばれ、開幕当初から、衰えの目立つ西山秀二に代わり先発出場が急増。116試合に出場し110試合に先発マスクをかぶった。しかし打率は.213と低迷した。送りバントの失敗も相次ぎ、失策も7個と、不本意な成績に終わった。初本塁打が満塁弾など、4本中2本が満塁弾であった。

2004年
2年連続開幕一軍のメンバーに選ばれ、開幕戦から2試合連続猛打賞と好スタート。積極打法が結実した。全打席313打席中、初球打ちは70打席(22%)、打率は.314と3割を超えた。138試合中127試合に先発し、打率.288。打撃力の向上もあって、捕手の規定打席到達は、1996年の西山以来。

2005年
3月3日、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフードーム)。第1打席でファウルチップを放った際、激しい痛みに襲われた。左手有鉤骨骨折と判明、3月14日に群馬県内の病院で手術を受けた。前年135試合に出場した正捕手の離脱は、チームにとって大きな痛手となった。当初は完治まで3ヶ月かかると見られ、前半戦復帰も微妙と見られたが、経過は良好。5月20日のウエスタンのサーパス戦(由宇)から実戦復帰。24日には1軍昇格となった。シーズン終盤、倉義和に先発を奪われたが、52試合に先発マスクをかぶり、打率.241。8月2日には自己初のサヨナラ本塁打を放つなど活躍。盗塁阻止率ではリーグ1位の倉の44.0%にわずかに及ばなかったが42.9%と強肩ぶりを見せた。

2006年
倉との実力は伯仲しており、併用する形で開幕から起用された。開幕時から打撃好調で、4月は打率.319を残す。そのこともあり先発出場が増えていった。しかし5月以降の3ヶ月間は、打率.149と極度の打撃不振に陥り、更に夏場は投壊による失点の増加で、徐々に出場機会が減っていった。

最終的には先発数は石原、倉とも71試合と、偶然にも同数となり、正捕手の座を勝ち得ることはできなかった。打率は2004年から年々低下し、盗塁阻止率も2005年の.429から.245に落ちた。阻止率が倉と共に下がった要因は、走者の牽制より、相手打者との勝負を重視するチーム方針が少なからず影響している。

2007年、ブラウン監督の“打てる捕手”を起用していくと方針が決まった。ただ2006年の打率は.221、得点圏打率は.097、特に満塁での成績は7打数0安打と、レギュラー取りを目指すには致命的な数字だ。2006年秋のキャンプでは打撃練習がほとんどの時間を費やし、さらにフォーム改造にも取り組んだ。中日・落合監督の現役時代のフォームに改造するよう、ビデオを取り寄せて研究している。

リード面を含めた守備力では倉より劣り、打撃力も年々低下している。総合力では倉が多少上回っているといえる。打撃優先の方針から木村一にもチャンスが増える為、正捕手争いはますます激化するだろう。

2007年
木村一も再び加わり、三つ巴の正捕手争いと思われたが、この年も倉との併用となった。開幕戦こそ先発投手・黒田博樹との相性もあって出場はできなかったが、先発数は倉75試合に対し、石原69試合とほぼ同じ。打撃は6月中旬から調子が上向き、7月には6試合連続を含む10度のマルチ安打で、一時は打率.356まで上昇した。終盤は落込んだが1年目(10打数3安打 打率.300)を除いては、2004年の.288に次ぐ高打率で.281を記録した。普通であれば石原がレギュラーを獲ってもおかしくはなかったが、倉も自己最高の.274を残したため、出場数はほぼ互角で、レギュラー確定とはならなかった。

2008年
エース・黒田博樹がドジャースへ移籍したため、相性のいい倉が先発マスクを被る必要がなくなった。したがって開幕戦のマスクはどちらが正捕手になるか重要なポイントだった。結果は2004年以来4年ぶりとなる石原が先発マスクを被った。しかも打っては九回に一時は勝ち越しとなる二塁打を放ち、初の開幕マウンドで、いやがおうでも緊張する大竹寛を見事にリード。延長戦にもつれ込んだ試合も2失点に抑えた。その後はほぼ先発で出場し続け2004年以来の100試合に出場し、規定打席も到達した。

打撃面でも前年に続き好調で、9本塁打50打点、盗塁も果敢に行い自己最多の6個を記録。捕手での50打点5本塁打5盗塁達成は、広島に在籍した捕手では、史上初めてである。各部門別で見ても50打点は門前真佐人(61打点53年)以来2人目、6盗塁は水沼四郎西山秀二以来3人目、9本塁打は門前(12本53年)、水沼(11本76年)、達川光男(9本86年)以来4人目となっている。あまり取沙汰されていないが、広島球界屈指の捕手と言えるだろう。ちょっと言いすぎか・・。年俸は2200万円UPし自己最高の5000万円に到達する。2009年のWBCにも選出され、日本を代表する捕手になりつつある。完全に正捕手として認められた感じだ。

2009年
4月を終わって打率.258といつもどおりの成績だったが、5月以降はさっぱり打てなくなり、1割台を低迷。ここで倉が調子良かったら入れ替わる可能性もあったが、倉も同様に打撃不振だったため、基本的な軸は石原のままだった。8月以降は倉との併用となった。

出場数は前年とほぼ変わらないが、途中交代が多いため規定打席に到達しなかった。打率は.206と入団以来最低となったが、本塁打は自己最多の2桁本塁打をマーク。6月18日の楽天戦、延長10回にサヨナラ2ランを放ち、新球場で初のサヨナラ。8月29日の横浜戦では、自己初の1試合2本塁打となる2打席連続本塁打を記録。9月8日のヤクルト戦では、同点で迎えた九回表、松岡から決勝3ランと印象的な本塁打が多いシーズンでもあった。捕手では門前(12本53年)、水沼(11本76年)以来の達成者となった。

2010年
昨季も6月までは、打率.201だったが、7月27日から8月20日まで、自己最長の18試合連続出塁をするなど、打撃が復調。9月18日の横浜戦では2年ぶりの1試合4安打をマークし、7月以降は打率.324と持ち直した。前年から會澤翼が先発マスクをかぶることも増えてきたが、まだまだレギュラーの座は揺るがない。

3年連続で100試合以上に出場し、打率.263、41打点をマークした。今季142試合捕手として出場すると、広島球団では史上4人目の捕手1000試合出場となる。10月13日、前田健太とともにバッテリー賞を受賞。11月15日には、FA権を行使せず残留することを表明。今季からは、出来高払いを含む3年総額3億円で、今季は2500万増の8000万プラス出来高払いで契約した。

2011年総括・展望

更新日 2011.02.18

石原慶幸と同じ2002年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
天野浩一 10巡 投手 新入団 引退
N・マテオ 投手 新入団 引退
R・スタニファー 投手 新入団 引退
R・ベルトラン 投手 新入団 引退
R・ラミーレス 投手 新入団 引退
大竹寛 1巡 投手 新入団 在籍
大島崇行 3巡 投手 新入団 在籍
石原慶幸 4巡 捕手 新入団 在籍
山本翔 5巡 捕手 新入団 引退
国木剛太 6巡 投手 新入団 引退
山本芳彦 7巡 内野手 新入団 在籍
筒井正也 8巡 投手 新入団 引退
天谷宗一郎 9巡 外野手 新入団 在籍

石原慶幸と同じ1979年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
岡上和典 01/04 内野手 新入団 引退
廣瀬純 03/29 外野手 新入団 在籍
天野浩一 04/12 投手 新入団 引退
D・ダグラス 04/28 投手 新入団 引退
山田真介 06/15 外野手 移籍 引退
田中敬人 07/26 投手 新入団 引退
C・ルイス 08/02 投手 新入団 引退
兵動秀治 08/10 内野手 新入団 引退
岩崎智史 08/14 内野手 新入団 引退
橋本啓 09/05 投手 新入団 引退
石原慶幸 09/07 捕手 新入団 在籍
青木智史 09/10 外野手 新入団 引退
喜田剛 10/25 内野手 移籍 引退
林昌樹 11/28 投手 新入団 引退
M・シュルツ 11/28 投手 新入団 引退
E・スタルツ 12/09 投手 新入団 引退