天谷 宗一郎 広島東洋カープ 選手プロフィール

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選手名鑑


天谷 宗一郎


プロフィール

天谷 宗一郎
  • 守備外野手

  • 背番号49履歴 69(02-07) 49(08)

  • 生年月日1983年11月 8日 さそり座

  • 年齢・血液型41才 O型

  • 出身地福井県鯖江市

  • 投打左投左打

  • 身長・体重178cm 79kg

  • 入団2002年 9巡  入団 23年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴福井商高−広島(02-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸

  • 備考

天谷宗一郎レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 長打率 出塁率 順位
2002 広島
2003 広島
2004 広島 10 12 11 1 2 0 1 0 1 1 2 0 0 1 0 4 0 0 .182 .364 .250
2005 広島 2 2 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .000 .000
2006 広島 17 9 8 3 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4 0 0 .000 .000 .111
2007 広島 20 39 31 6 8 0 0 1 2 2 2 2 0 5 1 7 0 1 .258 .355 .378
2008 広島 135 443 392 49 103 8 1 4 24 13 9 11 2 34 4 76 2 3 .263 .319 .326
2009 広島 94 361 317 35 95 14 7 5 41 12 10 6 5 31 2 62 4 6 .300 .435 .361
2010 広島 123 382 335 46 82 11 2 6 35 18 10 1 3 37 6 72 3 4 .245 .343 .328
2011 広島 100 187 167 15 35 6 3 1 12 8 2 3 0 14 3 33 2 0 .210 .299 .283
通算 501 1435 1263 155 325 39 14 17 115 55 36 23 10 122 17 259 11 14 .257 .351 .329

ファーム年度別成績

年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 HR 打点 盗塁 盗死 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率 順位
2002 広島 36 49 40 7 2 0 1 0 1 2 2 1 0 8 0 18 1 0 .050
2003 広島 88 396 338 58 90 17 9 6 47 27 19 6 3 42 7 87 4 7 .266 18
2004 広島 83 343 317 73 94 13 6 6 39 42 18 1 3 46 9 70 5 5 .297 7
2005 広島 67 271 236 34 61 11 4 2 23 19 13 4 2 27 2 41 2 2 .258 15
2006 広島 63 246 206 38 52 7 1 0 13 24 4 3 0 37 0 44 2 1 .252 12
2007 広島 10 15 15 3 5 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 3 0 0 .333
2009 広島 4 16 14 1 4 0 0 0 1 1 0 0 0 2 0 1 0 0 .286
2010 広島 3 9 6 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 3 0 1 0 0 .000
2011 広島 8 33 31 5 9 1 1 0 1 4 1 0 0 2 0 2 1 0 .290

来歴

入団までの経緯・特徴

福井商高では、高2夏から3季連続で甲子園に出場した。2年夏は7番右翼で出場。2打数無安打に終わったが、3年の春は3番打者として、1回戦でソロ本塁打を含む3安打。走っても1イニングに2盗塁を成功させ甲子園を沸かした。同校からは1994年、広島が5位指名した横山竜士以来。

ミート力は確かで力強く鋭いスイングもあり、打力は確かなものがある。ライナーで野手の間を抜く強打が売り。それ以上にボ−ルを良く見られる選球眼の良さに加えて、50m6秒0の俊足を持ち、ベース付近でスピ−ドの落ちないスライディングは多いに魅力。肩はさほどでない。

入団後の経過

2002年
入団1年目は、ファームで36試合に出場。控えでの起用が多かったため先発は9試合。打撃は40打数2安打と打率わずか.050。自慢の脚もわずか2盗塁で、8度の代走で起用されたが、盗塁は無かった。

2003年
ファームでは開幕から1番・センターで起用され、開幕から打ちまくった。一時は打率4割を越え、首位打者を独走。しかし、次第に苦手コースを攻められ、外の球を引っかけて二ゴロに終わるケースが増え、最終的には打率.266だった。ほぼ1番で定着し27盗塁を記録し盗塁王に輝く。まだ盗塁成功率59%、失策7と走塁面、守備面と課題は多い。

2004年
初めて一軍の春季キャンプに参加。鋭いスイングと俊足で首脳陣の評価を高めた。だが、オープン戦で15打数2安打と結果を出せなかった。2003年秋季キャンプから取り組んだフラミンゴ打法を従来のすり足打法に戻すなど打撃面での試行錯誤が続き、3月下旬に二軍降格を命じられた。ウエスタン・リーグでは2位に20個差をつける42個で、2年連続盗塁のタイトルを獲得するなど快足ぶりを発揮。だが8月20日にプロ初昇格した一軍では2打数無安打。盗塁をひとつも決められず、30日に無念の二軍降格となった。再昇格後の、10月3日の阪神戦でプロ初先発。第1打席で嬉しいプロ初安打を放った。さらに積極的な走塁で二塁を陥れるなど、自慢の足も披露した。

2005年
飛躍の年になるはずだったが、前年12月左足の靭帯を痛め、春季キャンプでも捻挫で満足のいく練習を積むことができず、開幕は二軍。4月8日に初昇格を果たしたものの、15日にはラロッカ復帰に伴い登録抹消された。以降は、ファーム暮らしが続く。さらに6月14日のウエスタン中日戦では二盗を試みスライディングした際に右肩を脱臼した。7月に入り、入団以来、初めて寮の部屋に鉄アレイとインナーマッスルを強化するためのゴムチューブを置くようになった。結局、怪我に泣かされ、盗塁数は2004年の半分以下となる19個。打率も.258と低迷した。将来リードオフマンとして期待される選手だけに、つまずいた1年だった。

2006年
5月に一軍へ昇格したものの、約1ヶ月で二軍落ち。主に代走での出塁だったが、盗塁は0、打撃でも8打数0安打とアピールできなかった。ファームでは最高出塁率.366と三度目となる盗塁王(24個)の二冠を獲得した。盗塁成功率は85.7%と自己最高をマークし、盗塁の技術も向上した。一方打率.252は一年目を除いて自己最低、本塁打もゼロに終わる。

2007年
入団6年目にして初の開幕一軍メンバーに選ばれた。4月28日の阪神戦では、1点を追う五回一死一塁で、杉山の内角速球を右翼席へ運ぶ逆転2ランを放ち、プロ初本塁打を達成した。しかし5月2日のヤクルト戦、一塁への帰塁の際に、左肩を痛め、翌日に登録抹消となった。復帰には時間がかかり、二軍の実戦は、8月21日。復帰後も、代打出場のみに終わった。出場数は20試合にとどまり、打率.258、1本塁打。

2008年
左肩の負傷もあり、日南での2次キャンプから一軍合流となった。紅白戦や練習試合では得意の俊足に加え、守備範囲の広さもアピールし、2年連続開幕一軍メンバーに選ばれた。3月26日の中日戦、1番センターとして、開幕戦初先発。4月は、5日の横浜戦でプロ初のサヨナラヒットや、5試合連続マルチ安打をするなど、リードオフマンとしてチームを牽引した。シーズン中盤は打撃不振に陥ることもあり、先発を外れることもあったが、初めてフルシーズン一軍に帯同した。規定打席はわずかに3打席足りなかったが、135試合に出場し、打率.263、13盗塁を記録。年俸も600万から3倍となる1800万になり、入団8年目で初めて1000万を超えた。

2009年
シーズン序盤は、8番など下位での起用が多かったが、徐々に調子を上げていくと、4月中旬から3番として起用された。1番東出輝裕、2番赤松真人の赤ヘルの“スーパーカートリオ”となった。5月13日の阪神戦、十回の打席でファウルを打った際に右手を痛め、後日「右手有鈎骨骨折」と判明。5月は打率4割と調子が良かっただけに、手痛い戦線離脱となった。2ヶ月後の7月15日に一軍復帰。翌日から自己最多の16試合連続出場するなど、復帰後も調子を落とすこと無く活躍。8月4日にはプロ初の1試合4安打も記録した。故障もあって出場数は94試合に終わったが、打率も.2997とほぼ3割を打った。また、球場が広くなったこともあり、リーグ2位の7三塁打をマーク。(1位は東出輝裕の8個)

2010年
昨季はオープン戦で、打率.396と絶好調だったが、公式戦では、開幕の1、2戦で計5三振するなど、序盤から極度の打撃不振に陥った。4月が終わって打率.173。だが、それでも野村新監督は、起用し続けた。しかし一向に回復せず、6月にはレギュラーはく奪。打撃の入場曲、打撃用の手袋など、いろいろ替えてみた。野村新監督と二人三脚で新打法にも取り組んだ。極度にグリップの位置を下げ、上下に動かしてタイミングを取る形を取り入れたが結果は出ず、元に戻した。それでも復調を目指し、球場には誰よりも早く来てバットを振った。

8月に入りようやく結果が出始め、17日のヤクルト戦でサヨナラ内野安打。22日の横浜戦ではハーパーの本塁打性の打球をフェンスによじ登りスーパーキャッチ。27日の巨人戦ではプロ入り初のサヨナラ本塁打を放つなど、魅せるプレーも増えてきた。8、9月の2ヶ月間は、打率.333と復調したが、常時出場するようになった2008年以降で、打率.245は最低であった。ベンチスタートが多くなったため、代打起用が増えたが、29打数4安打、打率.138と結果を出せなかった。しかし自慢の脚は1試合4盗塁を達成するなど自己最多の18盗塁をマーク、本塁打も最多の6本塁打を放った。

将来の3番バッターとして期待されているが、まだ見合った活躍は見せていない。今季は3割、10本、30盗塁を期待する。また俊足だが盗塁成功率も通算で58.0%と低いため、70%以上はマークしてほしい。

2011年度総括・展望

更新日 2011.02.18

天谷宗一郎と同じ2002年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
天野浩一 10巡 投手 新入団 引退
N・マテオ 投手 新入団 引退
R・スタニファー 投手 新入団 引退
R・ベルトラン 投手 新入団 引退
R・ラミーレス 投手 新入団 引退
大竹寛 1巡 投手 新入団 在籍
大島崇行 3巡 投手 新入団 在籍
石原慶幸 4巡 捕手 新入団 在籍
山本翔 5巡 捕手 新入団 引退
国木剛太 6巡 投手 新入団 引退
山本芳彦 7巡 内野手 新入団 在籍
筒井正也 8巡 投手 新入団 引退
天谷宗一郎 9巡 外野手 新入団 在籍

天谷宗一郎と同じ1983年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
横松寿一 02/02 投手 新入団 引退
上村和裕 02/20 捕手 移籍 在籍
梅津智弘 03/03 投手 新入団 在籍
J・フィオレンティーノ 04/14 外野手 新入団 引退
大竹寛 05/21 投手 新入団 在籍
梅原伸亮 09/13 投手 新入団 引退
E・カリダ 10/28 投手 新入団 引退
山本芳彦 11/06 内野手 新入団 在籍
中村真崇 11/07 外野手 新入団 在籍
天谷宗一郎 11/08 外野手 新入団 在籍
大島崇行 12/20 投手 新入団 在籍