森 跳二 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


森 跳二


プロフィール

森 跳二
  • 守備投手

  • 背番号30履歴 16(05)-30(07)

  • 生年月日1982年 4月15日 牡羊座

  • 年齢・血液型28才(引退時) A型

  • 出身地奈良県磯城郡田原本町

  • 投打右投右打

  • 身長・体重184cm 84kg

  • 入団2005年 3巡   6年間 引退10年


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴生駒−関西外大−広島(05)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸650万円→600万円 ▼50万円

  • 備考

森跳二レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SAVE SP HD 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2005 広島 15 0 2 1 0 0 0 2 0 0 98 21 1 24 3 9 1 18 16 13 5.48
2006 広島
2007 広島 4 0 2 0 0 0 0 1 0 17 3 2 5 1 1 0 4 2 2 4.91
2008 広島 2 0 11 0 0 0 0 0 0 7 1 1 2 0 1 0 1 0 0 0.00
2009 広島 3 0 1 0 0 0 1 0 0 12 1 2 6 0 0 1 0 5 3 16.20
2010 広島 3 0 2 0 0 0 0 0 0 0 19 3 1 8 0 2 0 2 3 3 8.10
通算 27 0 18 1 0 0 1 3 0 0 0 153 31 1 45 4 13 2 25 26 21 6.03

ファーム年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 SAVE 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2005 広島 12 1 2 7 4 4 0 219 52 1 56 6 14 4 35 27 24 4.13
2006 広島 30 0 5 4 2 0 0 215 50 2 51 4 25 0 46 19 17 3.02
2007 広島 31 0 4 0 0 1 1 153 37 2 31 1 13 3 25 19 17 4.06
2008 広島 40 0 2 0 2 1 1 183 45 2 36 2 9 2 38 17 12 2.36
2009 広島 37 0 24 0 3 3 8 192 45 51 1 12 0 40 14 10 2.00
2010 広島 15 0 0 2 0 0 63 14 2 15 0 6 0 6 4 4 2.45

球速・変化球データ

年度 最速 直球Ave 直球 カーブ スライダ カット チェンジ シュート フォーク シンカー 特殊 年間投球 取得投球 取得率
2005 145 137.6 46% 51% 3% 294
2007 144 135.4 46% 51% 3% 61 61 100.0%
2008 137 135.2 31% 50% 19% 34 26 76.5%
2010 143 135.8 49% 45% 6% 71 71 100.0%

来歴

入団までの経緯・特徴

小学3年から「平野パイレーツ」で野球を始め、投手兼遊撃手。中学1年の終わりごろ、急にボールがホームまで届かなくなった。右肩のルーズショルダーと判明し野球部を退部した。それから2年間は無理をせず安静にすると、右肩は回復した。生駒高では2年秋からエースになり、県4強になるなど活躍したが、強豪大学からの誘いはなかった。親類が米国に在住しており英語に興味を持ったことや、当時監督の魚川氏が熱心に勧誘に来たことで関西外大に進学した。大学では1年春から主力として活躍し、4年秋までに30勝を挙げた。敢闘賞と最優秀選手賞を2度ずつ受賞。プロ注目の選手に成長した。

持ち味は最速145キロの直球とスライダー、チェンジアップで打たせて取る投球。高校時代のスライダーはタテに変化したが、進学後は高速でヨコに滑る変化にモデルチェンジし、今では決め球だ。球持ちがよく、緩急をうまく使い分ける。守備、牽制もうまく先発、救援でも期待できる。当時の山本浩二監督も「球質が重く即戦力として期待している」と語る。背番号は大学時代に付けていた「16」に決まったが、翌年「30」に変更。リーグ通算64試合で30勝25敗、防御率2.11(2年春2部の成績は除く)。50m=6秒8、遠投100m

入団後の経過

2005年
5月29日プロ初登板、初先発で一軍デビュー。自慢のスライダーを駆使し5回を4安打1失点と抑え上々のデビュー。以後6月まで、中継ぎとして7試合に登板し、13回1/3を投げ防御率3.38。制球が冴え、四死球はわずか2個。その後は一時二軍に落とされるものの、15試合に登板した。自責点3以上が3回あったため、防御率は5.48と悪いが、救援成功率は73%と安定している。ただスライダーに頼り過ぎる傾向があり、チェンジアップをもっと活用しないと、それ以上の成績は残せないだろう。

2006年
2段モーションが厳禁になるため、昨オフからフォームの修正に取り組んだ。しかし「投げ方が分からなくなった」とフォームで苦悩する日々を送った。秋季キャンプで結果を出せず、春季キャンプは二軍でスタート。一軍組に一度も合流できず、2月下旬に帰広。それからはフォームの修正に多くの時間を割いた。

ようやく手応えをつかんだ矢先にアクシテントが起きた。4月1日の練習中、打撃投手を務めていた森の右ヒジを打球が直撃。2週間ノースローとなった。完治すると、5月上旬から9試合連続無失点投球を見せ、さらなる高みへと7月からはフォークの習得に乗りだした。8月にフォームの修正が安定した投球ができるようになり、春先に135キロ前後たった球速が143キロまでアップした。一軍での登板はゼロに終わったが、二軍では30試合で防御率3.02と好成績を残す。50回を投げ46奪三振と、球速は無いが変化球で三振の取れる投手に成長。ただ好不調の波が激しいのが今後の課題だ。

2007年
ファームでは、シーズン当初は救援に失敗することが多く、4月を終了して防御率5.56。5月以降は復調し、9月には3点台まで下げた。シーズン終盤の9月16日に、丸2年ぶりとなる一軍昇格を果たし、4試合に登板した。

2008年
ファームで9試合連続無失点するなど、防御率2.36と自己最高の成績を残す。また入団最多の40試合に登板した。ただ一軍登板は2試合に終わる。梅津智弘が絶好調で、しかもパワーアームを好むブラウン監督の指揮下では、なかなかチャンスすら与えられない状況だ。

2009年
ファームで14試合連続無失点するなど、防御率は0.83と抜群の成績を残す。5月22日の中日戦では、自己最速タイの145キロを計測し、まさにいつ一軍に上がってもいい状態であった。6月5日、ドーマンに代わって一軍昇格し、その日のソフトバンク戦に登板。0−1の五回表、四球を出して降板した小松剛に代わって登板し、無失点で切り抜けると、その裏一挙4点を奪い逆転に成功。見事プロ入り初勝利を手にした。しかし6月11日のロッテ戦で2−15という点差から登板し、5失点と勢いを止めれず降板。その後一度も登板することなく、15日には登録抹消となった。抹消後はファームでひたすら好投を続け、防御率2.00と2007年の2.36を更新した。

2010年
シーズン初登板は、6月下旬になってから。何か故障でもあったのだろうか?復帰以降は、好投を続け8月まで15試合に登板し、防御率2.45。一軍投手が崩壊を続ける状態でなぜ昇格させないのか?と思っていたが、8月26日にようやく一軍昇格。しかし3試合に登板し、2度失敗すると9月3日に登録抹消となった。10月3日に球団から戦力外通告を受ける。入団一年目の15試合をピークに、一軍で活躍する姿は見られなかった。他の投手と比べ絶対的にチャンスが少ないと思う。まだ今季で29歳という若さだけに新天地ではやっていける実力はある。

更新日 2011.02.18

森跳二と同じ2005年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
福井敬治 3巡 内野手 移籍 引退
山崎浩司 3巡 内野手 移籍 他球団
上村和裕 3巡 捕手 移籍 在籍
M・ロマノ 投手 新入団 引退
K・レイボーン 投手 新入団 引退
E・フランコ 内野手 新入団 引退
佐藤剛士 1巡 投手 新入団 引退
森跳二 3巡 投手 新入団 引退
丸木唯 4巡 投手 新入団 引退
小島心二郎 5巡 投手 新入団 引退
梅津智弘 6巡 投手 新入団 在籍
金城宰之左 7巡 投手 新入団 引退
田中敬人 8巡 投手 新入団 引退

森跳二と同じ1982年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
河内貴哉 01/06 投手 新入団 在籍
栗原健太 01/08 内野手 新入団 在籍
甲斐雅人 04/12 内野手 新入団 引退
森跳二 04/15 投手 新入団 引退
石橋尚到 04/20 内野手 新入団 引退
N・スタビノア 05/03 外野手 新入団 在籍
小島心二郎 06/11 投手 新入団 引退
J・ヒューバー 07/01 内野手 新入団 引退
田村彰啓 07/12 外野手 新入団 引退
赤松真人 09/06 外野手 移籍 在籍
岸本秀樹 10/18 投手 移籍 在籍
田中彰 10/23 内野手 移籍 引退
玉山健太 12/24 投手 新入団 引退
D・ソリアーノ 12/30 投手 新入団 引退