梵 英心
- 状況別
- 出勤簿
- 写真館
- FLASH BACK
- 年度成績
- 1軍打撃成績
- 1軍投手成績
プロフィール
- 守備内野手
- 背番号6履歴 32(06)-6(07)
- 生年月日1980年10月11日 天秤座
- 年齢・血液型44才 B型
- 出身地広島県三次市
- 投打右投右打
- 身長・体重173cm 70kg
- 入団2006年 3巡 入団 19年目
経歴・獲得タイトル他
- 経歴三次高−駒沢大−日産自動車−広島(06-)
- 獲得タイトル最優秀新人(06)
- その他記録
- 年俸
- 備考
公式戦年度別成績
年度 | 所属 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁 | 三塁 | HR | 打点 | 盗塁 | 盗死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺 | 失策 | 打率 | 長打率 | 出塁率 | 順位 |
2006 | 広島 | 123 | 494 | 450 | 78 | 130 | 20 | 8 | 8 | 36 | 13 | 5 | 12 | 2 | 27 | 3 | 62 | 8 | 15 | .289 | .422 | .332 | 15 |
2007 | 広島 | 136 | 588 | 519 | 69 | 135 | 20 | 4 | 18 | 56 | 20 | 6 | 8 | 4 | 51 | 5 | 95 | 7 | 13 | .260 | .418 | .330 | 30 |
2008 | 広島 | 97 | 318 | 287 | 23 | 65 | 11 | 0 | 1 | 17 | 8 | 5 | 3 | 2 | 23 | 3 | 50 | 7 | 11 | .226 | .275 | .289 | |
2009 | 広島 | 73 | 264 | 241 | 28 | 54 | 9 | 4 | 2 | 19 | 14 | 3 | 3 | 1 | 18 | 1 | 37 | 4 | 9 | .224 | .320 | .280 | |
2010 | 広島 | 144 | 659 | 562 | 82 | 172 | 34 | 3 | 13 | 56 | 43 | 14 | 36 | 4 | 53 | 4 | 80 | 4 | 7 | .306 | .447 | .368 | 10 |
2011 | 広島 | 52 | 232 | 192 | 34 | 41 | 7 | 2 | 2 | 11 | 8 | 4 | 14 | 1 | 23 | 2 | 34 | 2 | 3 | .214 | .302 | .303 | |
通算 | 625 | 2555 | 2251 | 314 | 597 | 101 | 21 | 44 | 195 | 106 | 37 | 76 | 14 | 195 | 18 | 358 | 32 | 58 | .265 | .387 | .327 |
ファーム年度別成績
年度 | 所属 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁 | 三塁 | HR | 打点 | 盗塁 | 盗死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺 | 失策 | 打率 | 順位 |
2008 | 広島 | 14 | 58 | 52 | 4 | 13 | 1 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 5 | 1 | 4 | .250 | |
2009 | 広島 | 22 | 81 | 67 | 15 | 18 | 0 | 0 | 1 | 6 | 7 | 2 | 0 | 1 | 13 | 0 | 11 | 0 | 3 | .269 | |
2011 | 広島 | 4 | 11 | 9 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .444 |
来歴
小学5年から三次少年野球クラブで軟式野球。捕手として永川勝浩とバッテリーを組み、全国ベスト16。三次中から三次高で遊撃と投手。2年夏のベスト16が最高、3年夏は2回戦敗退。
強豪・駒大へと進学すると2年秋から一塁でレギュラー。3年から三塁で副主将、秋のリーグ戦で優勝する。4年春にまさかの2部に降格し、単位取得のため引退。永川とは大学でも同一リーグとあって、携帯で連絡を取り合う仲。
社会人野球の日産自動車へ進み、1番・遊撃手として2004年の都市対抗野球では2本塁打を含む打率.524で首位打者、久慈賞(敢闘賞)と2冠に輝きチームを準優勝に導いた。盗塁も社会人に入ってから急増。2005年は練習試合も含め、35盗塁とほぼ2試合に1個のペースで量産した。社会人No.1遊撃手。2005年9月にオランダで行われたIBAFワールドカップでもチームを引っ張り、スポーツニッポン新聞社制定の2005年度社会人野球ベストナインにも選出された。
173センチと、決して大きくはないが、2004年秋からは打撃面でも成長。グリップを一握り分短く持つ打法に変えてから飛距離が伸びた。それまでの2年間で2本塁打だったが、翌年は10本塁打。パンチ力ある打撃に、遠投110メートルの強肩が魅力。スローイングもいい。さらに50メートル5秒7の俊足と走攻守3拍子揃っている。
「大学の先輩でもある野村選手が目標。遊撃にこだわりがある」。目標とする選手は、2005年で引退した野村謙二郎だ。広島県出身の梵にとって、2000本安打を達成した同選手は小さい頃からの憧れ。駒大の先輩でもある。広島は「7番」を永久欠番預かりとして、少なくとも野村引退後の1年間は空き番にすることを決めている。会見では「1年目から自分のポジションを獲る、プロでも首位打者と盗塁王を狙いたい」と堂々と宣言。ルーキー野手として、山本浩二以来となる開幕スタメン奪取へ意欲をみせた。松坂世代最後の大物。「1番・遊撃手」としてリードオフマン、そして守備の要としてチームの期待は高まる。
2006年
オープン戦で全16試合中14試合に二塁でスタメン出場。走攻守とも新人らしからぬプレーで、1969年の山本浩二以来37年ぶりの開幕スタメンを確定させた。中日との開幕戦では、六回二死一塁。5球連続ファウルで粘った後、川上の141キロの直球を中前にはじき返し、1961年の山本一義以来45年ぶりに新人開幕先発安打を放った。華々しいデビュー戦を飾ったものの、すぐさまプロの厚い壁に直面した。プロの切れとスピードについていけず凡打を繰り返し、28打席連続無安打を含め、打率1割を切る程まで落ちていった。
転機は4月27日の巨人戦(広島)。二回二死、桑田の初球を左中間席へプロ初本塁打。午前中、逝去した祖父・宝英さんの告別式に出席。初のお立ち台ではあふれそうになった涙を必死にこらえていた。その日以来、打率が急上昇。プロのスピードに慣れてきた時期でもあった。安打を量産し、9月7日の横浜戦(下関)では、1958年に小坂佳隆が樹立した球団新人最多安打を更新する113安打目を放った。
東出輝裕とのキーストーンコンビを確立し、ひたむきなプレーでファンを魅了した。度重なる怪我にも負けず早期に復帰。9月26日の試合前のノックで右目を負傷。シーズン絶望と思われたが、残り2試合でグランドに戻り、ファンの待つ地元広島市民球場で復活した姿を見せた。
123試合に出場し、打率.289、8本塁打。チームトップの13盗塁と、右打者ながら両リーグトップの8三塁打をマーク。広島では1990年の野村謙二郎以来、歴代4位。
新人王争いでは、吉村(横浜)、佐藤充(中日)らライバルが多い中、2位の吉村に倍以上の票差をつけて獲得した。広島の新人王は1997年の澤崎俊和以来9年ぶり。オフには、背番号も「32」から「6」へ変更、野村の着けていた「7」にはならなかった。年俸も1400万から129%アップの3200万に到達。オーナー賞の300万も獲得する。
2007年
2年目はトップバッターとして開幕戦を迎えた。単発でヒットは出るが、固め打ちが出ず、4月は打率.237と低迷した。5月は調子を取り戻したものの、6月17日の日本ハム戦では、「ひざ外側半月板損傷」で一時戦列を離れた。幸い一週間で復帰したが、7月には自己ワーストの32打席連続無安打で不振を極め、8番を打つことも増えた。8月に入りようやく調子が上がってきて、8日の中日戦では、七回4−5の1点ビハインドで左翼へ逆転2ラン。九回にはダメ押しの適時打を放つなど、シーズン初の4安打を放った。2日後のヤクルト戦でも、2本塁打、2二塁打で4安打4得点と一気に調子を取り戻した。前半は不振に苦しんだが、8月以降は55試合で打率.294、13本塁打、33打点と4番並の打撃で復調し、シーズン終盤には長打を期待される6番を任された。前年と比べて、打率は.289から.260と下がったが、本塁打は8本→18本、盗塁は13個→20個と増えた。前半は2年目のジンクスに苦しんだが、初めてフルシーズン一軍で活躍した。
2008年
2番打者として開幕3連戦に出場したが、13打数1安打と打てず、4試合目からは早くも7番に降格。降格後からは、コンスタントに安打が出るようになり、4月6日の横浜戦では、3ランを含む3安打4打点と活躍した。しかし調子は長続きしなかった。19日の巨人戦では、凡打の後ヘルメットを投げつけ懲罰による交代や、精細を欠くプレーが目立ち、26日には、リフレッシュさせるために二軍降格となった。新人の2006年9月27日に右眼窩底骨折で二軍落ちして以来2度目で、不振による降格は今回が初めてだった。一軍復帰後は、下位打順で先発していたが、調子は一向に上がらず、7月後半からは、新人・小窪哲也の打撃が好調で、ショートのポジションを奪われることが多くなった。シーズン終盤に入っても小窪との併用という形で、ポジションを奪い返すことはできなかった。過去2年の成績より全ての面で大きく下回り、周りの期待を大きく裏切った。
2009年
横浜から移籍した石井琢朗の加入により、小窪を含めショートのポジション争いが激戦区になった。4月3日の巨人との開幕戦は、初のクリーンアップとなる3番打者として先発し、見事に勝ち取った。しかし結果が出せず打撃不振に陥り、4月終了時点で、打率.167、失策は4個も犯した。序盤は石井との併用が続いた。5月に入り調子を取り戻し、交流戦では1番で起用される機会が増えた。だが6、7月で、打率.224、2本塁打と、完全に調子を取り戻すことはできず、7月31日に小窪に代わって二軍降格となった。その後は一度も昇格することなくシーズンを終えた。14個の盗塁を記録したものの、打率.224、2本塁打は2008年とほぼ同じで、寂しい成績となった。翌年は大学の先輩である野村謙二郎新監督になり、年齢も大台の30歳。チームの中心にならなければいけない選手だけに、復活を期待する。
2010年
キャンプでは小窪、石井と遊撃争いは三つ巴だったが、オープン戦では全試合2番・ショートとして起用された。機動力復活を掲げる野村新監督にとって、梵の復活は必要不可欠だからだ。開幕戦から2番・ショートとして起用され、3、4月は打率こそ.276だが、10盗塁をマークした。5月も打率.294、6盗塁。盗塁数は4月の1ヶ月間で12盗塁した松本(巨人)が、4月25日に故障したため、リーグトップになっていた。6月は5試合連続マルチ安打など、打率.333をマークした。また7月を終え、盗塁数は28盗塁。トップを走る石川(横浜)との差は3個と、デッドヒートの様相を呈してきた。
8月に東出が右ひじの痛みを訴え戦線離脱すると、梵が1番バッターとして繰り上がった。打率、本塁打など比較して梵の方がトップバッターとして、しっくりくるオーダーであった。また石川(横浜)が故障のため、戦線離脱すると、そのスキに盗塁を量産。9月を終了して41盗塁と5個差をつけた。最終的には43盗塁まで伸ばし、自身初のタイトルである盗塁王を獲得した。40盗塁以上は、1997年の緒方孝市がマークして以来13年ぶり。またチームでただ一人の全試合に出場し、打率は入団5年目にして初の3割に到達した。しかも対左投手には打率.358とめっぽう強い。
守備でも、シーズンでわずか7失策。守備率.990で遊撃手としては、1994年の野村監督が記録した.982を超えて歴代最高となった。11月11日にゴールデングラブ賞を初受賞。広島で3割、10本、40盗塁を達成した打者は、83年高橋慶彦(1983年.305、24本、70盗塁)、緒方(1995年.316、10本、47盗塁)以来、3人目となった。
打順が2番の時は、打率.284だったが、1番では、打率.354をマーク。制約のある2番打者より、自由に打てる1番での起用が適している。今季は、2年連続盗塁王と、首位打者を獲得して欲しい。
梵英心と同じ2006年に広島に入団した選手
選手名 | ドラフト | 守備 | 状況 | 現在 |
山田真介 | 3巡 | 外野手 | 移籍 | 引退 |
青木勇人 | 5巡 | 投手 | 移籍 | 引退 |
中谷翼 | 育成枠 | 内野手 | 新入団 | 在籍 |
D・ダグラス | 2巡 | 投手 | 新入団 | 引退 |
V・マルテ | 投手 | 新入団 | 引退 | |
鈴木将光 | 1巡 | 外野手 | 新入団 | 在籍 |
今井啓介 | 2巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
梵英心 | 3巡 | 内野手 | 新入団 | 在籍 |
齊藤悠葵 | 3巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
梅原伸亮 | 4巡 | 投手 | 新入団 | 引退 |
相澤寿聡 | 4巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
飯田宏行 | 5巡 | 投手 | 新入団 | 引退 |
梵英心と同じ1980年に生まれ広島に入団した選手
選手名 | 月日 | 守備 | 状況 | 現在 |
仁部智 | 01/10 | 投手 | 新入団 | 引退 |
大須賀允 | 03/08 | 内野手 | 移籍 | 引退 |
J・フェリシアーノ | 04/06 | 投手 | 新入団 | 引退 |
木村昇吾 | 04/16 | 内野手 | 移籍 | 在籍 |
鞘師智也 | 05/06 | 外野手 | 新入団 | 引退 |
C・トレーシー | 05/22 | 内野手 | 新入団 | 引退 |
酒井大輔 | 06/19 | 投手 | 新入団 | 引退 |
B・エルドレッド | 07/12 | 内野手 | 新入団 | 在籍 |
矢野修平 | 08/12 | 投手 | 新入団 | 引退 |
B・コズロースキー | 08/16 | 投手 | 新入団 | 引退 |
飯田宏行 | 08/19 | 投手 | 新入団 | 引退 |
東出輝裕 | 08/21 | 内野手 | 新入団 | 在籍 |
江草仁貴 | 09/03 | 投手 | 移籍 | 在籍 |
B・バリントン | 09/30 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
梵英心 | 10/11 | 内野手 | 新入団 | 在籍 |
山崎浩司 | 10/31 | 内野手 | 移籍 | 他球団 |
V・マルテ | 11/08 | 投手 | 新入団 | 引退 |
E・フランコ | 11/25 | 内野手 | 新入団 | 引退 |
永川勝浩 | 12/14 | 投手 | 新入団 | 在籍 |