前田 健太
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- 1軍投手成績
プロフィール
- 守備投手
- 背番号18履歴 34(07-08)-18(09)
- 生年月日1988年 4月11日 牡羊座
- 年齢・血液型36才 A型
- 出身地大阪府和泉北郡忠岡町
- 投打右投右打
- 身長・体重182cm 70kg
- 入団2007年 1巡 入団 18年目
経歴・獲得タイトル他
- 経歴PL学園高−広島(07-)
- 獲得タイトル
- その他記録
- 年俸
- 備考
公式戦年度別成績
年度 | 所属 | 登板 | 完投 | 完了 | 当初 | 完封 | 無四 | 勝利 | 敗北 | SAVE | SP | HD | 打者 | 回 | 安打 | 被本 | 四球 | 死球 | 三振 | 失点 | 自責 | 防御率 | 順位 | |
2007 | 広島 | |||||||||||||||||||||||
2008 | 広島 | 19 | 1 | 1 | 17 | 1 | 1 | 9 | 2 | 0 | 462 | 109 | 2 | 103 | 10 | 35 | 3 | 55 | 43 | 39 | 3.20 | |||
2009 | 広島 | 29 | 3 | 0 | 26 | 1 | 1 | 8 | 14 | 0 | 795 | 193 | 194 | 22 | 29 | 3 | 147 | 82 | 72 | 3.36 | 11 | |||
2010 | 広島 | 28 | 6 | 0 | 22 | 2 | 1 | 15 | 8 | 0 | 0 | 848 | 215 | 2 | 166 | 15 | 46 | 7 | 174 | 55 | 53 | 2.21 | 1 | |
2011 | 広島 | 31 | 4 | 0 | 27 | 2 | 0 | 10 | 12 | 0 | 0 | 864 | 216 | 178 | 14 | 43 | 6 | 192 | 61 | 59 | 2.46 | 7 | ||
通算 | 107 | 14 | 1 | 92 | 6 | 3 | 42 | 36 | 0 | 0 | 0 | 2969 | 734 | 1 | 641 | 61 | 153 | 19 | 568 | 241 | 223 | 2.73 |
ファーム年度別成績
年度 | 所属 | 登板 | 完投 | 完了 | 当初 | 勝利 | 敗北 | SAVE | 打者 | 回 | 安打 | 被本 | 四球 | 死球 | 三振 | 失点 | 自責 | 防御率 | 順位 | |
2007 | 広島 | 20 | 0 | 0 | 19 | 5 | 8 | 0 | 443 | 103 | 2 | 118 | 4 | 27 | 3 | 54 | 53 | 46 | 3.99 | 8 |
2008 | 広島 | 7 | 1 | 0 | 6 | 3 | 1 | 0 | 172 | 40 | 1 | 44 | 0 | 6 | 3 | 26 | 17 | 16 | 3.57 |
球速・変化球データ
年度 | 最速 | 直球Ave | 直球 | カーブ | スライダ | カット | チェンジ | シュート | フォーク | シンカー | 特殊 | 年間投球 | 取得投球 | 取得率 |
2008 | 147 | 140.0 | 50% | 18% | 20% | 12% | 1739 | 1735 | 99.8% | |||||
2010 | 152 | 143.8 | 44% | 10% | 38% | 6% | 1% | 3340 | 2217 | 66.4% |
来歴
東忠岡小の3年、近所の幼なじみで、PL学園までバッテリーを組む仲谷龍二とともに「岸和田イーグレッツ」に入団する。すぐに頭角を現し、投手兼内野手として常に1学年上のチームでプレー。小6で西日本優勝するなど実に31のタイトルを獲得した。忠岡中時代は、「忠岡ボーイズ」に所属。同チームの1年先輩に鶴直人(阪神)がいる。エースとして全国大会に3度出場し、全国大会ベスト4にもなった。ボーイズリーグ日本選抜で、ブラジルで行われた世界大会に出場。優勝に貢献し、MVPに選出された。
「プロ野球選手になりたい」という思いからPL学園に進学。1年夏から背番号11でベンチ入り。大阪府大会では辻内(巨人)らの大阪桐蔭との決勝再試合で、延長15回投げきり完投勝利した。先輩の桑田真澄投手の姿を重ね合わせて、桑田2世と命名される。その後エースとなり、3年の春のセンバツでは、1回戦の真岡工戦では16奪三振の好投で甲子園を沸かした。準決勝で敗れたものの4強入りの原動力になる。
最速148キロ(入団後は152キロ)の直球は、指にバックスピンの利いた球筋で、打者の手元で伸び上がる。落差のある100キロ台のカーブが武器で、他にもスライダー、チェンジアップ、フォークと多彩。速球派によくある荒れ球ではなく、狙った外角低目にビシビシ決まる制球力も抜群。制球力は4年間で2.14と、トップクラス。制球力に定評があった北別府学の2.18より上回っている。
高校に入学した時は、球速130キロ前後だったが、2年の冬からウェートトレーニングや走り込みを続け、3年の春に一気に速くなった。バッティングも定評があり、高校通算27本塁打。
相手の投球動作を見て、牽制や投げる球種の癖を見抜くのが得意という洞察力もある。その特技と思い切りの良さで、3年春の選抜大会準々決勝(秋田商戦)では本盗を決めて周囲を驚かせた。入団会見では「阪神の金本さんから、真っすぐで三振を奪いたいです」と目線を鋭くさせた。広島の松田元オーナーは「野球の頭脳、身体能力、センスがずば抜けている。野手としても十分主力となり得る逸材」と評価する。
2007年
ファームでは開幕当初から先発ローテ入りし、100球限定の制限がありながらも、1年間で103回2/3イニングを投げ、チーム最多の5勝を挙げた。防御率も3.99とリーグ8位に入る。与四球率も2.34と速球派投手にありがちな制球難も無く、被本塁打も4本と少ない。ファームの中では一番安定感のある投手だった。自慢の球速もシーズン通して最速145キロ以上を計測。球種によってフォームが変化する点をブラウン監督に指摘されるなど課題はあるが、秋季キャンプでは投球の幅を広げるために、フォークの本格取得に乗り出す。オフには引退する佐々岡真司が付けていた、エースナンバーである「18」に変更。次期エースとして大きな期待が寄せられており、早くも一軍の先発ローテ候補となっている。
2008年
4月5日に初の一軍昇格を果たし、その日の横浜戦(市民球場)でプロ初登板初先発。1万5000人がそのデビューを見守る中、5回3失点。「思ったより緊張しなかった」という一軍での初マウンド。前年のリーグ本塁打王、4番・村田に対しても気後れすることなく立ち向かい、3打席を無安打に封じ込めた。6月18日の日本ハム戦は、7回二死まで無安打、あわやノーヒットノーランとなる投球でプロ初勝利を挙げる。8月は粘りのピッチングで3勝を挙げ、9月20日の中日戦では、無四球4安打7奪三振でプロ初完封。前回の登板で8回を無失点、28日のヤクルト戦も6回まで無失点に抑え、23イニング連続無失点を記録。9月は4試合に登板し3勝0敗、防御率0.58と月間MVP候補にも挙がった。フルシーズン投げていないがルイスの15勝に次ぐ、9勝を挙げた。年俸は800万から一気に213%UPの2500万となる。
得意のバッティングも9月28日のヤクルト戦で川島亮から左翼席へプロ入り初本塁打を放つなど、打率.182をマーク。
2009年
初の開幕一軍となり、4月11日の中日戦で自己2度目の無四球完封。翌登板の18日から5月20日まで、自身の不調と味方打線の援護不足もあって、自己ワーストの5連敗を喫す。3連勝のあと、6月28日からは好投するものの、またしても援護が無く7連敗を喫した。8勝14敗と大きく負けが先行したが、QS率は75.9%とリーグ4位、先発成功率は62%の数値を残す。被本塁打率は1.03と多かったが、与四死球率は1.49と制球は良かった。初の規定投球回数に到達し、大竹寛、ルイスの先発3本柱が確立された。年俸も2500万から4800万と順調に上がっている。
2010年
開幕戦の先発を争っていた大竹寛がキャンプ中に離脱。初の開幕投手となった3月26日の中日戦。オープン戦ではあまりいい結果が出ていなかったが、8回を和田のソロによる失点のみに抑え開幕戦に勝利した。3、4月で4勝1敗、防御率1.53の成績を残し、月間MVP受賞を期待していたが、東野峻(巨人)が5勝1敗、防御率2.04で受賞した。5月は4勝(1完封1完投含む)1敗、防御率1.35で初の月間MVPを受賞した。15日の日本ハム戦(マツダスタジアム)では、ダルビッシュとの投げ合いで、八回まで0−0と息詰まる投手戦を展開。ダルビッシュは前の試合で156球投げているため降板し、九回赤松真人が適時打を放ちサヨナラ勝利を決めた。7月13日の横浜戦は珍しく5回4失点で降板。これまで中5日登板や100球以上投球する試合が続いたことで、疲労による前半戦の先発回避が決定した。
オールスターファン投票では、先発部門で両リーグ最多となる43万5375票を集めて初出場を決めた。7月23日のオールスター第1戦に先発し、2回を無安打無失点に抑え、ベストピッチャー賞を受賞する。先発回避後の、30日の巨人戦では自己ワーストタイの8失点で六回途中降板。防御率も1点台だったが、2点台になってしまった。登板過多が心配されたが、九月以降は立ち直り、3勝すべて完投(1完封含む)し15勝を挙げた。
QS率は前年より上昇し、78.6%とリーグ2位、先発成功率は82.1%とかなり高い。2005年黒田博樹以来の200イニングに到達し、最多勝利投手、最優秀防御率、最多奪三振投手の三部門を制覇。三冠は広島では史上初の快挙。セ・リーグでは1999年の上原(元・巨人)以来11年ぶり。11月1日には沢村賞を受賞。7つの基準のうち、完投以外6つを満たし、出席した4人の選考委員の全員一致で選ばれた。チームでは1991年の佐々岡真司以来19年ぶり。さらに捕手・石原慶幸とのバッテリー賞、ゴールデングラブ賞、投手ベストナイン、最優秀投手を受賞し、8冠を達成。入団4年目にして球界を代表するエースになりつつあるが、今季活躍してこそ真のエースと言える。勝利数は打線との兼ね合いもあるため、一年間故障なしで先発し、防御率2.50以内に抑えることができれば合格ではないか。
前田健太と同じ2007年に広島に入団した選手
選手名 | ドラフト | 守備 | 状況 | 現在 |
大須賀允 | 6巡 | 内野手 | 移籍 | 引退 |
喜田剛 | 7巡 | 内野手 | 移籍 | 引退 |
A・アレックス | 外野手 | 助っ人 | 引退 | |
山中達也 | 育成枠 | 投手 | 新入団 | 引退 |
J・フェルナンデス | 投手 | 新入団 | 引退 | |
E・カリダ | 投手 | 新入団 | 引退 | |
宮崎充登 | 投手 | 新入団 | 引退 | |
前田健太 | 1巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
上野弘文 | 3巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
會澤翼 | 3巡 | 捕手 | 新入団 | 在籍 |
青木高広 | 4巡 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
中東直己 | 5巡 | 外野手 | 新入団 | 在籍 |
前田健太と同じ1988年に生まれ広島に入団した選手
選手名 | 月日 | 守備 | 状況 | 現在 |
福井優也 | 02/08 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
前田健太 | 04/11 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
會澤翼 | 04/13 | 捕手 | 新入団 | 在籍 |
池ノ内亮介 | 11/22 | 投手 | 新入団 | 在籍 |
山中達也 | 12/23 | 投手 | 新入団 | 引退 |