青木 高広 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


青木 高広


プロフィール

青木 高広
  • 守備投手

  • 背番号47

  • 生年月日1981年11月26日 射手座

  • 年齢・血液型43才 O型

  • 出身地岐阜県岐阜市

  • 投打左投左打

  • 身長・体重187cm 80kg

  • 入団2007年 4巡  入団 18年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴県岐阜商−愛知大−日産自動車−広島(07-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸

  • 備考

青木高広レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SAVE SP HD 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2007 広島 29 0 1 24 0 0 5 11 0 549 128 1 144 21 28 3 89 70 68 4.77
2008 広島 24 0 1 7 0 0 0 3 0 242 55 1 69 8 12 1 28 32 29 4.72
2009 広島 29 0 6 10 0 0 2 3 0 307 74 76 10 16 2 50 40 39 4.74
2010 広島 19 1 1 10 1 0 1 6 0 2 305 65 1 102 8 12 4 45 51 49 6.75
2011 広島 76 0 11 0 0 0 2 4 0 20 231 55 50 4 21 3 39 21 20 3.27
通算 177 1 20 51 1 0 10 27 0 0 22 1634 378 441 51 89 13 251 214 205 4.88

ファーム年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 SAVE 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2008 広島 6 0 0 4 2 0 0 100 24 2 22 4 4 1 18 11 11 4.01
2009 広島 2 0 0 2 2 0 0 45 13 4 0 2 0 5 0 0 0.00
2010 広島 5 0 3 1 1 1 94 23 19 0 4 0 21 6 5 1.96

球速・変化球データ

年度 最速 直球Ave 直球 カーブ スライダ カット チェンジ シュート フォーク シンカー 特殊 年間投球 取得投球 取得率
2007 142 134.1 48% 12% 18% 20% 2% 2045 2041 99.8%
2008 144 135.0 53% 16% 13% 18% 847 841 99.3%
2010 142 134.5 31% 11% 27% 10% 15% 6% 1176 630 53.6%

来歴

入団までの経緯・特徴

小3から野球を始め、県岐阜商では3年夏に甲子園出場も、打者3人に3安打されて降板した。その初戦で敗退。愛知大では4年春にリーグ優勝、全日本大学選手権は2回戦敗退。日産自動車では入社した2004年から都市対抗に3年連続出場し、2005、06年に準優勝、2006年は優秀選手賞を獲得。

日産自動車では先発からリリーフまでこなし、左スリークオーターの独特なフォームから投げる大きなカーブとシュート、スライダーと球種も多彩。直球は最速144キロ。プロ入り後は、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げる。柔軟な腕の振りをするフォームのため、チームメイトから「ペローン」と呼ばれる。入団4年間の与四死球率は2.17と、コントロールは良いが、時折甘く入るボールを痛打され、一発を浴びるケースが目立つ。

2006年左腕の先発勝利は高卒ルーキーの齊藤悠葵の1勝だけだった。チームにとって、即戦力左腕として期待が大きい。

青木は「与えられた場面で戦力になり、開幕から一軍に定着したい。先発なら二ケタ勝利、リリーフなら70試合以上の登板」と目標を掲げた。さらに「日産の先輩の(英心)さんに続き、新人王を狙う」と高らかに宣言した。苑田聡彦スカウト部長は「元オリックスの星野伸之のような変則フォームで打者は的を絞りづらい。先発だけでなく、連投がきくのでリリーフも大丈夫。青木の獲得は大きなプラス」と楽しみにしている。

入団後の経過

2007年
高橋建の離脱で、阪神との開幕3連戦の第2戦に先発として抜擢された。セ・リーグの新人投手で一番乗りだった。内容は毎回走者を出すが、要所を締め、緩急を使った投球で6回2失点に抑えた。初勝利には繋がらなかったが、プロでやっていける手ごたえを感じた。それから6試合連続で先発するものの、すべて敗戦投手。初勝利を手にしたのは、8試合目の先発となった5月16日の阪神戦。自信のある制球力で5回1/3を無失点の好投を見せた。6連敗の後の初勝利だけに、喜びもひとしおだ。しかしその後も先発として起用されたが、好投しても勝てない日々が続いた。7月を終了して1勝9敗と、勝利の女神はなかなか振り向いてくれない。しかし不思議なもので、8月1日の中日戦、十回表4−4の同点で、中継ぎとして初登板。1回無失点で終えると、その裏に4番新井貴浩(現・阪神)のサヨナラヒットで逆転勝ち。青木高に思っても見ない2勝目が転がり込んだ。流れが変わったのか再び先発に戻ると、7度の先発で3勝を挙げることができた。

新人ながらほぼフルシーズン先発ローテを守ったのは評価できるが、防御率は4.77で被本塁打が21本と多い。

2008年
2年連続開幕一軍となったが、先発では無く、敗戦処理の起用が主になった。中継ぎでは失点するケースが多かった。またローテの谷間では7試合に先発したが、すべて5回までに降板し、試合を作れなかった。結局未勝利に終わる。

2009年
開幕一軍から漏れたが、4月15日に一軍昇格。17日のヤクルト戦では、ルイスの突然の登板回避で、急きょ先発した。先発を言い渡されたのは、球場に移動する直前で、立ち上がりに3失点するなど、6回4失点で勝利することはできなかった。7月5日の横浜戦では2年ぶりの勝利を挙げるものの、好不調の波が激しく、次に勝利したのは3ヶ月後の9月28日と、わずか2勝に終わる。

前年同様、先発・中継ぎと起用され、ほぼフルシーズン一軍に在籍した。だが防御率は3年連続の4点台、しかもきっちりと4.70〜4.77をキープ。好不調の波は激しいが、なぜか防御率の波は、さざ波の様に静かだ。先発でも、6回以上投げた試合は1度だけで、相変わらず中継ぎ泣かせである。

2010年
昨季、オープン戦で14回を投げ1失点、防御率0.64と抜群の内容で、先発ローテを勝ち取った。第4戦、本拠地の開幕投手に指名されたが、立ち上がりから制球の甘さを露呈。3回2/3を投げ10安打5失点で降板した。2試合目からは安定した投球を披露し、4試合連続で6回を2失点以内に抑える投球。なかなか勝利はつかなかったが、4月30日の中日戦では、緩急を使って打たせて取る投球が冴え渡った。走者を出しても3併殺などで三塁を踏ませない投球で、初完投初完封を飾った。防御率も2.70と2点台になり、前田健太次ぐ先発の柱になりつつあった。しかし、翌先発から5試合連続5回以内のKOと、せっかく積み上げた評価を、まるでリーマンショックの様に一気に落としていった。6月10日からは、配置転換で中継ぎに降格。中継ぎとなっても結果を出せず、投げては打たれるシーンが多かった。シーズン中盤までとても良かっただけに、後半の失速は残念だった。結局1勝に終わり、防御率は6.75と入団以来最悪。

2011年度総括・展望

更新日 2011.02.18

青木高広と同じ2007年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
大須賀允 6巡 内野手 移籍 引退
喜田剛 7巡 内野手 移籍 引退
A・アレックス 外野手 助っ人 引退
山中達也 育成枠 投手 新入団 引退
J・フェルナンデス 投手 新入団 引退
E・カリダ 投手 新入団 引退
宮崎充登 投手 新入団 引退
前田健太 1巡 投手 新入団 在籍
上野弘文 3巡 投手 新入団 在籍
會澤翼 3巡 捕手 新入団 在籍
青木高広 4巡 投手 新入団 在籍
中東直己 5巡 外野手 新入団 在籍

青木高広と同じ1981年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
井生崇光 03/12 外野手 新入団 在籍
B・バーデン 04/02 内野手 新入団 在籍
D・サファテ 04/09 投手 新入団 在籍
上野弘文 04/10 投手 新入団 在籍
比嘉寿光 04/19 内野手 新入団 引退
長崎元 05/07 外野手 新入団 引退
末永真史 06/08 外野手 新入団 在籍
R・ラミーレス 08/31 投手 新入団 引退
苫米地鉄人 09/22 投手 新入団 引退
中東直己 10/05 外野手 新入団 在籍
青木高広 11/26 投手 新入団 在籍
N・マテオ 12/16 投手 新入団 引退
迎祐一郎 12/22 外野手 移籍 在籍