篠田 純平 広島東洋カープ 選手プロフィール

Carp's CLUB かぷ吉



選手名鑑


篠田 純平


プロフィール

篠田 純平
  • 守備投手

  • 背番号14

  • 生年月日1985年 4月20日 牡牛座

  • 年齢・血液型38才 A型

  • 出身地神奈川県

  • 投打左投左打

  • 身長・体重186cm 72kg

  • 入団2008年 1巡  入団 17年目


経歴・獲得タイトル他

  • 経歴前橋商−日本大−広島(08-)

  • 獲得タイトル

  • その他記録

  • 年俸  (契約金 10000万円)

  • 備考

篠田純平レーダーチャート

公式戦年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 完封 無四 勝利 敗北 SAVE SP HD 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2008 広島 15 0 0 12 0 0 3 4 0 279 64 2 71 5 20 1 41 33 31 4.31
2009 広島 13 1 2 3 1 1 2 1 0 153 39 2 29 3 8 0 29 8 8 1.82
2010 広島 34 0 5 14 0 0 6 6 0 4 478 108 2 119 13 44 4 58 56 54 4.47
2011 広島 17 1 0 15 1 0 5 7 0 0 395 93 2 94 8 28 0 49 50 43 4.13
通算 79 2 7 44 2 1 16 18 0 0 4 1305 306 2 313 29 100 5 177 147 136 3.99

ファーム年度別成績

年度 所属 登板 完投 完了 当初 勝利 敗北 SAVE 打者 安打 被本 四球 死球 三振 失点 自責 防御率 順位
2008 広島 11 0 0 10 3 4 0 237 57 59 1 13 0 33 27 18 2.84
2009 広島 8 0 0 6 0 4 0 105 21 2 35 5 8 0 15 22 19 7.89
2010 広島 3 0 3 1 1 0 74 18 14 3 4 0 12 8 7 3.50
2011 広島 5 0 0 5 0 1 0 137 33 30 1 11 0 15 12 9 2.45

球速・変化球データ

年度 最速 直球Ave 直球 カーブ スライダ カット チェンジ シュート フォーク シンカー 特殊 年間投球 取得投球 取得率
2008 146 140.8 49% 6% 28% 10% 8% 1030 1028 99.8%
2010 146 139.8 57% 4% 28% 7% 5% 1785 1271 71.2%

来歴

入団までの経緯・特徴

横浜市立生麦小1年から一塁手兼投手で野球を始め、前橋五中を経て前橋商に進学。3年夏の県大会で「4番一塁」で出場し、決勝進出も桐生一に敗れ甲子園出場は逃した。日大進学後、投手に専念。4年秋に東都大学2部リーグで5勝を挙げる。国学院大との入れ替え戦では1安打完封し、1部復帰に貢献した。最優秀投手に選らばれた。長身から繰り出す最速147キロの角度のあるストレートと、打者の手元で変化するスライダーを軸に、カーブ、チェンジアップ、フォークで打者を翻弄する。

高校時代は誰の目にも留まらない存在だった。前橋商高時代は、控え投手で球速は130キロ台に満たない程。大学進学後も1、2年時は公式戦登板が無く、ベンチ入りすらできなかった。身長186センチと恵まれた体格を持ちながら、力が発揮できない日々。そんな大型左腕の転機となったのが、2006年秋、東都大学野球リーグの1、2部入れ替え戦で先発しチームは連敗。2部降格を味わったことだった。「あのとき、マウンドに立っていて本当に悔しかった」。そこから野球に対する取り組み方が変わった。同い年の森田学生コーチと二人三脚で、肉体改造に取り組んだ。その結果、最速147キロの直球に、安定感とキレが加わり才能が開花した。

入団後の経過

2008年
開幕一軍こそ逃したものの、ファームで4試合に先発し、防御率1.13という好投を見せると、5月5日に一軍初昇格。その日の横浜戦で、四回から二番手として登板。最速146キロのストレートをマークし、3回を3奪三振無失点に抑える好投でデビューする。11日のヤクルト戦では、プロ初先発し、5回2/3を無四球1失点の好投でプロ初勝利も挙げた。これでローテの一角として回せるかと思ったが、先発では3試合連続して打ち込まれた。特に6月6日のオリックス戦では、初回の先頭打者から3連続四球。無死満塁からローズに2点適時打を打たれ、一死も取れず降板した。あまりにふがいない内容でのプロ初黒星となった。そして試合後に二軍降格が決まった。それからは二軍で調整を続け、8月16日に再昇格。早期にKOされることはあまり無かったが、決して安心して見られるピッチングではなかった。即戦力として期待されたが、防御率4.31、勝ち星もわずか3勝に終わる。12試合に先発し、最長が6回で、平均投球回数は4.4回。QS率は33%と安定感に欠ける。

2009年
初の開幕一軍メンバーに選ばれ、2試合目の先発となった4月12日の中日戦では、丁寧に低めを突く投球を披露。中日打線を4安打無四球無失点に抑え、プロ入り初完封勝利を挙げる。26日の阪神戦でも7回1失点に抑え2勝目を挙げた。順調にきていたとところだったが、5月1日に肩の張りを訴え、大事をとって登録抹消となった。それからは三軍で調整する日々が続いた。消えかけた痛みが再発するなど状態は一進一退していた。6月9日、ファームで約1ヶ月ぶりの実戦登板をする。以降は先発で起用されたが、球速は130キロ台に留まり、毎試合失点を重ねた。7月15日に先発して以降、約2ヶ月のブランクを空けて、9月6日に中継ぎとして登板。2試合中継ぎで好投すると、11日に約4ヶ月ぶりの一軍昇格を果たす。昇格後は、すべて中継ぎとして登板し、9試合で11回2/3を1失点。四球数もわずか2個と抜群の安定感を誇った。ワンポイントからロングリリーフまで起用にこなし、中継ぎの適正力も垣間見た。

2010年
昨季は、中日との開幕3連戦の3戦目に先発。三回まで1安打無失点と好スタートを切ったが、2点をリードした四回に突然崩れ、押出し四球も絡み逆転を許した。この失敗で先発を外れ、リリーフに配置転換となった。中継ぎ転向直後から、6試合連続無失点と結果を残した。5月8日の阪神戦では、先発した今井啓介が3回で崩れると、四回から登板。3回を1安打無失点にきっちり抑え、シーズン初勝利を手にした。6月終盤から再び先発に転向すると、約2ヶ月間で5勝を挙げる。8月10日の阪神戦では、満塁から走者一掃のスリーベースを放ち、自ら勝利に花を添えた。8月17日のヤクルト戦では、九回一死まで1−0と完封ペースだったが、飯原に左中間へ同点ソロアーチを浴びる。自己2度目の完封勝利を逃し、九回で降板。思わずベンチで涙した。同点で延長に入ったため、勝利も完投もつかなかった。

9月16日の練習中に、右臀部(でんぶ)の奥付近を痛める。翌日の検査の結果「右大腿骨頸部骨挫傷」と診断され、登録抹消となった。回復には長期を擁する見込みで、シーズン中の復帰は絶望となった。2010年は中継ぎ・先発と起用され、34試合に登板。自己最多の6勝を挙げ、100イニングも超えた。QS率も64.3%と安定度は増してきている。与四球率3.98、7暴投と制球に不安が残るが、ストレートでズバッと三振に取った時は、全盛期の高橋建を思い出す。年俸も1600万から50%UPの2400万となり、入団以来の大幅UPとなった。今季も、やはり先発ローテに入って2桁勝利を目指して欲しい。同じ左腕の齊藤悠葵も結果を出せなかっただけに、二人の復活が必要不可欠だ。

2011年度総括・展望

更新日 2011.02.18

篠田純平と同じ2008年に広島に入団した選手

選手名 ドラフト 守備 状況 現在
牧野塁 3巡 投手 移籍 引退
木村昇吾 11巡 内野手 移籍 在籍
岸本秀樹 5巡 投手 移籍 在籍
田中彰 5巡 内野手 移籍 引退
赤松真人 6巡 外野手 移籍 在籍
山内敬太 育成枠 外野手 新入団 引退
C・ルイス 投手 新入団 引退
S・シーボル 内野手 新入団 引退
B・コズロースキー 投手 新入団 引退
M・シュルツ 投手 新入団 引退
J・ブラウワー 投手 新入団 引退
篠田純平 1巡 投手 新入団 在籍
安部友裕 1巡 内野手 新入団 在籍
小窪哲也 3巡 内野手 新入団 在籍
丸佳浩 3巡 外野手 新入団 在籍
松山竜平 4巡 外野手 新入団 在籍
中村憲 4巡 外野手 新入団 在籍

篠田純平と同じ1985年に生まれ広島に入団した選手

選手名 月日 守備 状況 現在
小窪哲也 04/12 内野手 新入団 在籍
篠田純平 04/20 投手 新入団 在籍
山内敬太 05/23 外野手 新入団 引退
川口盛外 08/15 投手 新入団 引退
松山竜平 09/18 外野手 新入団 在籍
白濱裕太 10/31 捕手 新入団 在籍